明日は当店が開くクリスマスパーティーの日です。
この店にとって今年最後の企画となりますが、私達の仕事はきものを販売するだけのことを繰り返していては、きものファンを作っていけないと考えるところがあり、2017年の12月から店から最も近い金沢国政ホテルできもの集いを設けるようになりました。
その間、コロナ禍で開催を見送ったこともありますが、夏はゆかたパーティーをそして12月にはクリスマスパーティーを開くようになり、今回で夏冬合わせて11日目のきものの集いになるかと思います。
回数を重ねるごとに、参加者を集めることが難しくなっていますが、今回は24名で開くきものパーティーとなりました。
最初に音楽のライブコンサートで優雅なひとときを味わっていただいてから懐石料理で舌鼓。
皆さんで懇親を図った後にお楽しみ企画を交えて約3時間余りの時間を有意義に過ごしていただくようにしているものです。
今回は第一部をサクソフォンとピアノの演奏でお楽しみいただいて、第二部のお楽しみ企画を僅かな時間をいただいて、石川県で作られている着物について、「能登上布」を中心に話をさせていただく予定でいます。
これは単に着物を着る場を設けるということだけに留まらず、伝統の技を駆使して物作りに励んでいる職人さんやメーカーさんの想いを伝える場となれば、少しでも着物の振興に繋がると考えて、昨年の夏から取り入れていることです。
とはいうものの、人前でマイクを持って話すことが慣れていないために凄くプレッシャを感じていて、今日は必死で勉強していました。
これを一夜漬けと言うのかもしれませんが、それでもお客様と店と仕入先が三位一体で信頼関係を深めていくことが、きもの離れが進む中で最も必用なことかと思っています。
私の店は私を含めて3人で切り盛りする店でできることは限られますが、お客様ファーストで着物が持つ魅力とお洒落をすることの楽しさを存分に味わっていただける場にしたいです。
ただただ、そのことを願って止みません。
【きものでクリスマスを愉しめたなら】
この画像はクリスマスを愉しむコーディネートを作らせていただいたものです。
クリスマスと言えば「雪」が付きもので、その背景を雪の結晶柄の小紋で演出させていただいて、合わせた帯は「三人博士」がキリストの誕生で迎えに行くいう話を帯にしたもので、そのきものと帯を組み合わせてクリスマスをイメージさせていただきました。
サンタさんやモミの木が描かれているものではないだけに、クリスマスに限定されることがなくて、大人の着こなしとして愉しんでいただけるのではないでしょうか。
底冷えがする冬の着こなしでもあるので防寒草履も添えてみました。
お洒落な着こなしかと考えていますが、このような装いでクリスマスを愉しめたら素敵でしょうね~
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい