12月の仕入先の月商は活気も同業者も少なくて、業界の現状を映し出してるかのようでした。
ワクワクする商品が作られていないことが、きもの専門店さんの動きを止めているのか、きもの専門店さんが苦戦しているから京都に入ってこないのか、多くの業界の関係者が歩むべき道に迷いを持っているかのように伺えます。
私がそんな色眼鏡で視てしまうからかもしれないが、コロナ禍以降、物事の仕組みを変えてしまったことだけは確かなようです。
そんな業界の流れの中でもがいている自分がいて、新しい道を探ったりもしていますが、変わりゆく時代のスピードに未来をどう読み解くかが難しくなっています。
仕入先を見て回っていて気づかされてことがあるので、私の目線で感じたことを記事にしてみます。
【木目込み五月人形が発表になる】

古ちりめんの五月木目込み人形が発表される
時の流れは実に速いもので、古ちりめんの生地を使って仕上げた「五月人形」が発表になりました。
これまで店の定番品として取り扱ってきた木目込み人形になります。
しかしこの五節句に関連した和物商品が勢いを失っていて、海外から入ってきたバレンタインデーにハロウィン、そしてクリスマスというものが日本文化にしっかり根を下ろしていて、その経済効果に和物商品があやかっているところがあります。
これも時代の変化かと捉えてますが、この変化をどう活かして行くかが経営であり、店の個性となるものだと考えています。
【新作に和柄Tシャツが発表になる】

2024和柄Tシャツが発表になる
一方で、和柄Tシャツの新作が発表になりましてね~
コロナ禍で新作が作れなくなっていただけに、久し振りに新作を目にしました。
それはこれまでの古典柄や花柄とはまったく違ったデザインになっていまして、インバウンド向けに作られた商品ではないかと思わされるところがありました。
見方を替えれば、これまでの作風を一新させた戦略があって、時代の流れを読み取って発表した模様かもしれません。
【新しい風/和柄Tシャツ】

和柄Tシャツが発表になる
インパクトがあって戸惑うところがありましたが、自分の考え方を変える機会になるかもしれないと思うところがあって、品揃えしてみることとしました、
上手く言葉にすることが出来ませんが、これまでの店作りの在り方を変えずに新しい価値雨感を生み出すことに知恵と時間を使うべきなのか、それともお客様のニーズが変化しているなら、そのニーズに少しでも近づける店作りを考えて行くべきなのか。
どっちが正解なのか分からないから迷うのでょう。
とはいうものの、踏み出してみてみて見えてくるものがあるので、他の商品と合わせて品揃えさせていただくつもりでいます。
新作の和柄Tシャツは3月頃に店頭に出せるかと思っているので、楽しみにしていてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







