連日雨が降り続いて気持が沈みがちですが、震災の爪痕が残る地域では土砂崩れが起きないかが心配されます。
店のお越しになるお客様の多く被災地と関係を持っていらっしゃって、話題は復興に向けての話になりますが、ほとんどの方が、震災前には戻れない現実があることを聞くといたたまれなくなります。
石川県にとって能登半島地震は大きな損失で穏やかな暮らしが戻るまでに何年かかかるのでしょう。
活気ある県に戻すためにも、被害に遭わなかった私たちが盛り上げて行かなくてはなりませんが、物事は絵に描いたようにはならないことに儚さを感じてしまいます。
だとしても、勇気と元気を与えられるような役割を担っている訳で、踏み出せる勇気を持ち続けることが、社会を変えていくのかもしれません。
少なくともそのように信じて、出会いをいただいたお客様に豊かな気持をお伝えできるように、努力を積み重ねて行くことか、長い目で見て石川県の復興に繋がるのではないかと思っています。
現在この店から心を豊かにすることがお伝えできることしたら、古ちりめんで創作された「木目込み雛人形」とお洒落な春の着こなしかと考えています。
今日もその春の着こなしの画像を用意したのでご覧ください。
【春をスパイシーな帯で着こなす】
先日こちらの小紋に合わせていた古典柄の黒地塩瀬帯はお嫁入りしたもので、本袋帯のスパイシーな色合の帯で春のお洒落を組み立ててみました。
何がスパイシーかといえば、春の着こなしとなれば、クリーム地の飛柄小紋から優しさを引き出す意味で、白地とが銀地で纏めたりするものですが、上品だが手にできても面白さは手にできません。
【紺地の本袋帯】
なので、こちらの紺地にアラブの模様ともいえるスパイシーな帯を合わせて、インパクトのある装いにしてみました。
帯地が浮き織りのような織り方で、色柄共にお洒落感に溢れた本袋というこだわりのある袋帯です。
この帯が柔らかくて締めやすそうな帯なんですね~
【お洒落な色を加える】
この帯を黄緑系の帯〆と、青と黄色の指し分けになった帯揚げでコーディネートを整えてみると、これがとってもお洒落な装いになるんですね~
ここには螺鈿入りの白いかんざしも添えさせていただきましたが、メリハリのある装いと、繊細な色が帯〆と帯揚から加えられて、お洒落な着こなしとなったではありませんか。
【加賀染め足袋の「桜」】
春の装いともなるので、加賀染め足袋の「桜」で訪れた季節を表現してみましたが、クリーム地の小紋が桜の模様でもあるので、桜が咲く頃の入学式の装いとしても着こなしていただけるのではないかと思っております。
好みのあるでしょうがバッグをカジュアル系のタイプに変えて、春のお出かけ着としても指摘でしょうね~
【安心とお洒落が手にできる春の着こなし】
そしてこちらの着こなしは、着物初心者の方でも、安心とお洒落を装いを手にできる春の着こなしかと思っています。
解説は加えませんが春が来るのが待ち遠しくなる、優しさとセンスの良さを兼ね備えたコーディネートではないでしょうか。
いかがでしたか・・・。
いくらかでも心を豊かにすることができたでしょうか。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。