店の提案力が不足しているのか、地域の客足は一向に上向かずにいまして、”どうしたものか”と、考えさせられておます。
毎年1・2月になると、このようなことを記事にしている気がしますが、心を折らすことなく春夏に向けての準備を進めなくてはらないと思っています。
一方で県外からの相談がよく入ってきていまして、今朝も着物に関する見立て相談が入ってきて、その人達から元気をいただいていることに気づかされています。
改めてブログを続けていることの強みを感じてますが、毎日休まずに投稿を続けることって気力がないとできません。
少しでも店を良くしていきたい、県外からのお客様を増やしたい、着物初心者に優しいお店でありたい。
そんな思いが私の背中を押すのでしょう。
「今日が勝負に日なんだから手抜きをしてはならない」とか、「着物に対する店の想いをきもの愛好家に伝えていかなくてはならない」など、自分を勇気づけながらブログ投稿してきたことが意味を持ち始めているのかもしれません。
さて、今日は一枚の着物が合わせる帯によって装いの表情を変えるので、そのことをコーディネートを通して紹介できればと思います。
【お洒落な着こなしできもの遊び】

ちりめん小格子柄の小紋できもの遊び
こちらのコーディネートは格子柄の小紋を黒地の全通柄染帯でコーディネートしたものです。
見た目にもお洒落で、そのお洒落感を壊さないよう、草履の天が墨色になった草履を合せ、足袋も加賀染め足袋の「椿」柄で季節感を出してみました。
【全通柄の黒地の帯】

黒地に青と白の幾何学模様の全通染帯
合せた帯は黒地に青と白で抽象的な模様の全通柄になりますが、この帯だから個性的な着こなしが楽しめて、きもの遊びも可能となるのでしょう。
だけどこの雰囲気で改まった席に着て出ようと思うと無理があります。
微妙なさじ加減ですが、これが着物なんですね~
【加賀染め足袋の「椿」】

加賀染め足袋「椿:
足袋もお洒落にこだわってみましたが、これらのコーディネートからオンリーワンの着こなしが楽しめるかと思っております。
では次ぎに、同じ小紋柄で、改まった場所にも着ていけるコーディネートを用意してみたのでご覧ください。
【お母さんの入学式の装い】

小格子柄の小紋で入学式に臨むお母さんの装い
それがこちらのコーディネートになります。
先ほどのコーディネートが変ったのは帯と草履と加賀染め足袋の模様です。
見比べてみると優しいコーディネートになったと思いませんか。
【葵柄のちりめん染帯】

葵柄のちりめん染帯
合わせた帯は葵柄のちりめん染帯でその表情には品格があると思いません。
その持ち味が装いを変えていて、春のお母さんの入学式の装いとしもお召になれるのではないでしょうか。
【加賀染め足袋のを「桜につぼみ】

加賀染め足袋「桜のつぼみ」
今回の装いを入学式に合せたことから、加賀染め足袋を「桜とつぼみ」に替えて、春の着こなしとさせていただきました。
上手く言葉にすることができませんでしたが、一枚の着物を帯を替えることで雰囲気がまったく変ることをお伝えしたかったのですが、言葉にするとなると大変難しいことが分かりました。
纏めることができませんでしたが、今日はここで終りと致します。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







