きもので遊びたいと思っている人が県内にも多くいらっしゃるかと思いますが、そのような人がなかなか現われません。
今時の時代というものがあって、きものに対する価値観の違いとか、相性や立地もあるのかもしれないが、手応えのあるきもの愛好家との出会いが少なくて、これでいいのかと問いかけることが多くなっています。
一方で、半衿の取付けや仕立て直しの相談をいただくことが多くなっていて、かつての呉服店さんとは違った関係性を求めている方が増えていると言えるでしょう。
その関係性はコロナ禍以降、1対9となっているかもしれません。
おしゃれを楽しもうとしている人が少ないことに危機感を感じていますが、もっともっと呉服店さんの感性を世に出していかないとならないし、専門店さんが切磋琢磨することで、きものファンが巻き込まれ行くので、不況と言われる時こそ頑張らなくてはなりません。
頭では分かってますが、自読可能な経営力と揺るがぬ信念がないと道に迷ってしまうので、心労と仲良くして行くことがコツと言えるのかも・・・。
“嫌なことは忘れること!”
そんな格言を残した有名人がいましたが、キッと明暗の分かれ道がここにあるのかもしれないと思っています。
だから目覚めた朝は晴れの日が良くて、空の青さを見ると、くよくよしていた昨日は何だったのかと思えるし、そればかりか奇跡が起きるとうな気がするから不思議でなりません。
そんな日を繰り返していますが、嫌なことだけ忘れるように心がけている私です。
【お洒落な腕時計の帯】
こちらのきものコーディネートを見て、なんとむ不思議な模様の帯だと思っていませんか?
だって腕時計の模様が帯のお太鼓に描いてあるなってありえないからです。
誰もが思っていることで、こうしてきものコーディネートしてみると帯地が黒地と言うこともありますが、ものすごくインパクトがあってお洒落だと思いません・・・。
腕時計の隣には指輪が描かれていて、ご自身が最も大切にしている物を帯に描いたのかのようです。
【宝石を描く帯】
描かれた腕時計は文字盤の縁を宝石が囲んだかのようにデザインされた金時計で、目にしてしまうと気になって仕方ありません。
このような帯を何処で見つけてきたのかと思ったり、どのような感性を持った女性なのかとか、いろいろ考えてしまいます。
この帯で高級なワインとディナーを召し上がりながら優雅な時間を過ごすことができたなら素敵だと思うな~
いろんなシーンを想像してしまいますが、この帯を目にしただけでいろんなことを想像してしまって、きものを楽しむという領域を越えた染帯かと思っています。
貴女ならどのようなシーンにこの帯を締めたいと想いますか?
お洒落な着こなしを言葉にすることができませんでしたが、これで今日を閉じることとしました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。