昨日100円ショップ「ダイソー」の創業者の矢野博丈(やの・ひろたけ)さんが亡くなられたとのニュースが流れ、80歳だったどうです。
そのニュースを見て矢野さんの経営理念を知ることとなりましたが、流れていた映像から「お客様を飽きさせない」という経営理念と「ありがとうという魔法も言葉」がとても印象に残るものでした。
特にこの店舗の店作りをしていて、お客様を飽きさせない店作りってハードルが高くて、季節の変わり目や企画立案のときになると、新しい一手を見つけることができず涙が出るくらい悩んでしまいます。
結局同じことを繰り返しているから店作りがマンネリ化していて、成長が臨めないのかと思うと「飽きさせないコツ」は何処になるのかと考えさせられました。
大企業と比較するのはどうかと思いますが、ありがとうという魔法の言葉にしても学びがあって、偉大な人だったことを改めて知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
何を思って今日の記事を書いているかと言いますと、4月に開催する卯月の会で「能登上布」を特集するつもりでいますが、能登半島地震で「能登上布」が話題を集めていて品薄となっているですね~
そろそろ会に向けての販促物を作らなくてはならず、あいまいな状態で「能登上布展」という特集を組むことを避けたく思っていて、石川県のきもの産地とし大きな被害を受けたことから、「能登上布」・「牛首紬」・「加賀友禅」の【復興展】という形で開催させていただくこととしました。
ここにダイソーの創業者の矢野さんの言葉と結びつく訳で「飽きさせない」という提案を何処から引き出すかが問われます。
能登上布が夏物であることや、会期が4月19日という穏やかな気候となることから、これまで積極的に採り上げてこなかった石川県産の単衣・夏物を中心とした【復興展】にできないかと考えているところです。
このような働きかけから、石川県産のきものが注目されるようになればハッピーだし、県外からもお客様を集められたら元気をいただけるに違いありません。
ついては、その売上金の一部を復興支援として寄付させていただきたいと思っています。
昨年の9月頃から温めてきた「能登上布展」だっただけに、能登半島地震で計画を修正しなければならなくなった事態に眠れない日もありましたが、迷いと不安の中から探り出せた企画で、今日から【復興展】に向けて販促物を作り始めたところです。
【能登上布の着物と帯で2024年の夏をコーディネート】
この画像は縞柄の能登上布と能登上布のハ寸名古屋帯をコーディネートさせていただいたものです。
きものの地色が白っぽいので、どのような写真の撮り方がいいのか試行錯誤しながらいますが、これが真夏だったら爽やかさに溢れるのではないかと思ったりしています。
【加賀友禅単衣訪問着】
こちらは加賀友禅単衣訪問着となります。
シャリ感のある生地で、温暖化と言われている昨今だけに4月の下旬頃からお召いただける着物かと思っています。
こちらの単衣訪問着は盛夏となる7・8月を避けて。初秋の9・10月頃の単衣時期にもお召になれる単衣物の着物なんですよ・・・。
今日はこの2点を撮影してまして、これから手作りの案内状というかチラシを作って行くわけですが、これが骨のいる作業でつまづくことがありますが、志を高く持って頑張らなくてはなりません。
思っていることをこの場を借りて吐き出せたので、すこしスッキリしました。
ではこれにて・・・
お休みなさい