絽の網代柄小紋を片輪車に瓢箪柄の絞り染帯・着物ファンに身近な店になりたい

網代の絽小紋を森健持さんの絞り染の帯で組み合わせる

梅雨空は私の心までも湿っぽくしていてなかなか調子に乗ることができません。

盛夏の季節に入り、浴衣関係の商品に活気付いても良さそうなのに、ここしばらく動きが止っていて、夏のイベントに陰りが出ているのかと心配したりしてます。

 

現代人は年々きものから遠ざかっていて、このままでいては日本人の民族衣装が海外の衣裳みたいになってしまいます。

きものを着るのに何は必用であるかも分からないままにいては、きものを着ようと思い気持も湧いてこないでしょうし、お洒落というものがどういうものなのかも判断ができないでしょう。

 

そうならないためにも残された呉服店さんがいろんな情報を出して、きものの魅力を伝えていなくてはなりません。

ここに呉服店の役割があるように思えます。

 

経営は利益を上げることが優先されますが、5年後10年後を見据えて、きものファンを増やすため種蒔きと、その種を育てる行為がないと、この業界が枯れてしまうのではないでしょうか。

 

そんな危機感常に持って、きものファンに最も身近な店になれるよう、いろんな情報を流せる店になりたいです。

 

【絽の網代柄小紋を片輪車に瓢箪柄の絞り染帯】

 

 

網代の絽小紋を森健持さんの絞り染の帯で組み合わせる
網代の絽小紋を森健持さんの絞り染の帯で組み合わせる

 

さて、こちらのコーディネートは夏の装いを提案させていただいたもので、絽の網代柄小紋を絞りの夏染帯で品のいいおしゃれ着を用意させていただきました。

 

合わせた利久バッグも紗織の生地で作られていて、草履の鼻緒は淡い水色の絽ちりめんの生地を使ってすげた草履となります。

 

お洒落感が勝っているかもしれないが、お茶席にでも着られる装いではないかと思っています。

 

 

【絞り染めの帯】

 

 

森健持さんが絞った夏帯/片輪車に瓢箪柄
森健持さんが絞った夏帯/片輪車に瓢箪柄

 

そのお洒落感は辻が花を染めていらっしゃる森健持さんが絞り染めで染めていらっしゃるからで、模様は片輪車に瓢箪になります。

絞り染というモダンさと色合の使い方がとても繊細で、磨かれたセンスに惹きつけられる作品です。

 

これらの作品を世に出しているのが「染の野口」さんで、今月、京都の祇園祭に合わせて、野口さんの会社にて消費者会が開かれます。

日時は7月15日(月・祭)と16日(火)の二日間、京都市指定有形文化財・小堀遠州屋敷「花洛庵」にてきものと帯が展示されます。

祇園祭の最中でもあり、京都に入られる方が多いかと思います。

日程が合うようでしたら、野口さんのきものの展示会を覗いてみるというのはいかがでしょう。

私でよければサポートさせていただきます。

 

ということで今日の記事とさせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。