この暑さもあるのでしょう。夕方になるとパワーが尽きてしまって、その代わりに現われるのは疲れ。
涙市二日目は新規のお客数が少なく、どちらかと言えば馴染みの常連さんが多かったかもしれません。
しかしながら成果を残せたとは言い難く、筋書き通りに行かないことを実感しています、
暑い中、店まで足を運んでくださったお客様には感謝しかありません。
ありがとうございました。
しかしこの暑さ、体に応えます。
涙市が始ったばかりですが、お客様と接していて思うことは、フォーマル系の着物を欲しがる人が非常に少なくなっていることです。
フォーマル系の訪問着などは一揃え持っていたら、よほどのことがない限り2枚目の訪問着を準備されるということはなくて、どちらかと言えば着物を着て楽しみたいと思っている方が呉服店を覗かれる感じがします。
どうしたら着物を楽しく着こなせるのかが、お買い物の動機となっていて、きものを着たいと考えている場面に合った着物や帯の模様を捜していたり、お洒落を愉しむための演出となるものを和装小物から捜されていて、風変わりな半衿や帯留めだったり、足袋にもこだわったりして和装を愉しもうとしている感じが見て取れます。
それはタンスに眠らす着物ではなくて、着物を着て楽しもうとしている人がネットで商品を探していたり、品揃えがありそうな呉服店を覗くという傾向が強くなっている感じがします。
私たちきもの専門店はそのニーズに応えられる品揃えが求まられている訳で、その一方で販売価格というものも重要視されていて、現在開いている「涙市」は着物ファンに応えられるものと思っていますが、筋書き通りに行かないのがこの世の中。
頭の中が混乱していますが、目指したい方向性は着物ファンに応えられる店作りです。
そこで今日も素敵な夏の着こなしを紹介させていただきます。
【夏を爽やかに着こなす】
こちらのコーディネートは竪絽の無地風小紋を絽の染帯で組み合わせたものです。
銀ネズ色の竪絽が濃淡の縞柄を映し出していて、光の反射から唐草のような地紋が浮かび上げっていることから、無地風小紋と呼ばせていただいてますが、この着物がとても肌触りが良くてね~
オススメさせていただきたい爽やかな着物かと思っています。
その着物に草花模様の夏物の染帯で品のいい着こなしを用意させていただきました。
夏のお茶事などに着こなしていただけたら素敵かと思っています。
今回の涙市のお値段ですが、
◆竪絽無地風小紋 ¥220,000 ⇒ ¥138,600 (税込み価格)
◆夏染帯 ¥198,000 ⇒ ¥128,00 0(税込み)
◆夏エナメル草履 ¥33,000 ⇒ ¥26,400 (税込み)
腹の部分を夏の帯〆と帯上げてコーディネートしてみたのですが、映像がピンボケになっていていまして申し訳なく思っています。
いい感じでまとまっていると思いませんか。
夏の帯〆帯揚げはオール10%引きとなることもお伝えさせていただきます。
荒っぽい解説となりましたが、どうか参考にされてください。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。