今日はお天気にも恵まれて、10人でのランチ会はとても有意義なまもとなったようです。
今回は現地集合としましたが、店からの移動が七人となることからタクシーでの移動となり、午後3時過ぎに店に戻ってまいりました。
すると皆さんがとてもいい日だったと、石川県立美術館での伝統加賀友禅工芸展における二代由水十久氏の解説がとても丁寧で、見ただけでは気づかない加賀友禅の魅力を由水さんのお陰で知ることが出来たと大満足されていた方もいらっしゃって、ランチと美術館の組み合わせを企画して良かったと思いました。
移動に兼六園の中を歩くと。外国人から写真を撮られることが頻繁にあって、非日常的な世界を着物で味わうことができたのかもしれません。
このようにして着物を着る機会を作るというサービスは、店作りの一つとして欠かせなくなっていて、こても続けることに意味を持つものだと考えています。
次は12月8日の夕刻から「着物でクリスマス」を考えていますが、どういうことが出来るのかをこれから煮詰めなくてはならないが、“気楽に楽しめるきもの時間を”この店らしく肉付けできたらと考えているところです。
話題は替わりますが、この度、染帯でお世話になった県外のお客様から、肉球模様の帯揚げがあったら見せて欲しいとの相談をいただきまして、その相談にお応えさせていただきます。
【肉球模様の帯揚げ】
現在店にあるのはこちらの肉球模様で、3色の色違いを準備しております。
税込み価格は14,300円の品で、画像の奥から「グレー」「水色」「辛し色」の順に並んでおりますが、この帯揚げを使った着物コーディネートを考えてみたのでご覧下さい。
こちらのお客様は犬好きであることから肉球模様の帯揚げの相談をいただけたのかと思っていまして、ワンちゃんの模様の染帯で組み合わせることとしました。
綿さつま絣を同系色の染帯でコーディネート】
そのコーディネートは同系色でまとめた“きもの遊びを楽しむ”普段着の着こなしとなるものです。
きもの通の色合わせとなりましたが、着物は「綿さつま絣みじん格子」で、深い色合から浮かび上がる格子柄のワンちゃんが可愛いと思いませんか?
このに加賀染め足袋の「ハロウィン」の模様を加えてハロウィンの日に仲間と遊ぶ着こなしを想像した組み合わせにしてみました。
【ワンちゃんの染帯】
チャコールグレーの地色に地図の模様にも見えるヨークシャー・テリアのような犬模様をピンク色を交えた大きな格子柄で描いていて、オンリーワンの染帯となるものです。
【腹を肉球帯揚げと帯締めで組み合わせる】
ここに先ほどの肉球の帯揚げを入れて腹の部分をコーディネート。
帯〆はお客様がお選びいただいた品を使わせていただきました。
全体のダークな色合から帯上げや帯〆の明る色が浮かび上がってとても素敵かと思います。
こちらは帯〆を替えて色遊び。
帯〆にあるグリーンが面白さを引き出しているかと思いますが、好みが分かれるかも・・・。
【ハロウィンの加賀染め足袋】
そして最後の仕上げがハロウィンの加賀染め足袋で着物を楽しんでいる姿が見て取れる組み合わせになっているかと思います。
マニアックな着こなしとなりますが、この着こなしで街中を歩いていたら渋いけれども格好いいと思うなー
肉球の帯揚げから話が大きくなりましたが、参考になれば嬉しく思います。
今回の染帯展は様々なTPOに合せた着こなしを紹介させていただくもので、よろしければ気軽に覗いてみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。