万筋の牛首紬を彦根更紗の染帯でコーディネート・オレンジ色の帯に力を感じる

【店主の呟き】

今日も町内の左義長の日で地域の成人式の日でもあって天気が冬晴れとなって本当に良かったと思っています。

こうして日が過ぎていくことで、お正月気分が抜けて行って少しずつ普段の生活に戻りつつあるのではないでしょうか？

午後からお客様が続いて賑やかにしていましたが店としてはまだまだで、お客様を呼びよせるには何は必要なのかを使い果たした頭で考える私でした。

ともあれ今日は木目込み雛人形も雨コートもお嫁入りしていまして、他にも単衣物のきものに注文が入って、まずまずの一日ではなかったかと思っています。

【万筋の牛首紬を彦根更紗の染帯でコーディネート】

このコーディネートは先染め牛首紬を彦根更紗の紬染帯でコーディネートしたものです。

淡いグリーン系の無地感の紬に力を持ったオレンジ色の帯が個性を発揮していて、新年の装いとしていい感じに纏まっていると思いませんか？

高級感もあって、「大人だな～」って感じがします。

こちらの牛首紬は江戸小紋によくある「万筋柄」といいまして、細い縞柄となってまして遠くからは紬の無地に見えますが、近くに来ると細い縞柄であることは分かります。

それがこの牛首紬の魅力かと思っていますが、合わせた彦根更紗の帯も変わっていて、小千谷紬の帯地を使って染めた「巴文(よもえもん)」に似た紋章のような模様にも魅力を感じています。

私もこの牛首紬の万筋柄の色違いを持っていますが、生地が丈夫で着やすいところが最大の特徴と言えるでしょう。

静かなきものを力のある帯で着こなす。

お洒落な着こなし方の一つで参考にしていただくたら幸いに思います。

では,今日はこれにて・・・
お休みなさい。