今日はお客様の少ない日でしたが、その分ゆとりを持ってお見立てをさせていただくことができて、着物+帯+帯締め+帯揚げまで、トータルコーディネートができた日でした。
お客様の中には紋紗長羽織まで合せてくださった方もいらっしゃいましてトータルコーディネートディーと云える一日でした。
お客様がかさなることがなかったので、お見立て後にゆっくりお話もできて店の中には笑いが溢れてましてね~
今日の天気のような晴れ晴れとした関係性が持てたことに喜びを感じていて次第です。
特に嬉しく思ったことは、数年前からこのブログを見てくださっていたお隣の県か方が店を尋ねていただけたことです。
私の着物コーディネートに興味を持ってくれていて、初めてお友達とご一緒に来てくださいましてね~
お友達は金沢市でなく白山市の店だったことに驚きがあったようですが、共に着物の着こなしを熟知していらっしゃって、月に一度着物を着てお出掛けする機会を設けているそうです。
着物初心者でないことや、加えてお洒落に対する価値観が当店の店作りと似たとがあり話が弾みましてね~
とても有意義な時間をいただくことができました。
心より感謝申し上げる次第です。
ありがとうございました。
そんなこんなで一日を終えましたが、店の明かりを落として一人になると疲れを隠しきれずにいて、最後のひと仕事が負担になりますが、このブログを見てくれる人がいると思うともう少し頑張らなくてはなりません。
今日は永治屋さんの二重織の着物をコーディネートさせていただいたのでご覧ください。
私はモノトーンに近い小粋な着こなしも好きですが、ビタミンカラーの大人の着こなしも大好きでそのコーディネートを紹介させていただきます。
【織物の着物/ビタミンカラーの笹文柄の着尺をコーディネート】

その組み合わせがこちらになります。
この画像からは永治屋さんのレモン色を正確に映し出すことが出来ていませんが、着物は二重織の笹柄となる織物の着物となります。
この二重織の着物は光に反射で着物の艶感が変化して笹柄が立体的に浮かび上がる着物なんですね~
撮影に工夫が必要とされますが、気力に余裕がないこともありましてこのような画像になってしまいました。
ことばを添えるなら目に飛び込むビタミンカラーだと思ってください。
いわゆる無地小紋と言える着物で笹が重なり合う部分とすき間の白部分が違った輝きを見せて模様が浮かび上がるんですね~
これを織物で表現できるのは世界最高級の絹糸となる「6A」の極細の糸を用いて織る永治屋さんの織物技が合ってもことです。
【アールデコ装飾文唐織袋帯】

その着物にアールデコ装飾文の像や鳥の模様にヒョウになるのかな~
これらの動物を唐織で織った袋帯で合せてみました。
帯地に濁った糸が何処にもないのでビタミンカラーの着物に違和感なく合うのだと思います。
そしてこの帯にも「6A」の極細の糸を使っていることもあって、絹の艶感が出ていてとても相性が合うんですね~
品質の話はここまでにして、着物と帯の取り合わせがあか抜けていると思いませんか?
ちゃらけていない着こなしが女性の魅力を引き出していて、装いにメリハリもあってとても素敵でしょう。
この着こなしを男性が目にしたら”素敵な女性だ”と心を躍らせるに違いありません。
その到達点目で辿り着くまでには、最後の仕上げとなる帯締めと帯揚げの色の取り合わせが肝心ですが、ここに紹介することができないことが心残りです。
中途半端な記事で終わる事となりますが今日の記事とさせてください。
永治屋清左衛門展は残すところ後一日となりました。
お時間が許すようであれば気軽に覗いていただけたら嬉しく思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。