帰省した家族たちと浴衣で過ごすお盆/藍染の浴衣を博多織単衣半幅帯で合わせる

ゆかた/浴衣

今日からお盆休みに入った方が多いのかと思っています。

店はお客様の来店がほとんどなくて、店の奥で発行が遅れている8月号の「あ・うん」の構成に知恵を絞っていました。

明日から天気が崩れるみたいで、お天気が晴れている間に物事を済まそうとしている方が多くいらっしゃったのではないかと推測しています。

お盆で家族が集まることから、お客様の多くが家庭に縛られてこの店が縁遠くなるのではないでしょうか。

お盆明けまでこんな感じで動くのではないかと思っています。

県内の大きな花火大会が終わって、ゆかたの出番が少なくなっているのかもしれないが、本来ゆかたは湯上りの着物として使われていたもので、夏祭りに浴衣でお洒落をするようになったのは半世紀近く前のことではないかと思っています。

【長板本染中形小紋中形を家族が集まる場で着こなす】

長板本染中形小紋中形を家族がある場で着こなす

ここにアップした浴衣は竺仙さんの長板本染中形小紋中柄という商品名で、長板を用い布地両年に寸分違わずに型付け(防染糊を置くこと)をし、本藍で浸染(しんせん)するという、江戸時代中期末頃より行われている技法でそめたものです。

中形は、大紋・中形・小紋と分かれる三種類の模様の大きさからの名称で、ゆかたに染められることからゆかたの代名詞となっています。

江戸の伝統を継承した、小紋といえるほどの精緻(せいさ)な模様を錐彫り(きりぼり)表した中形を、特に小紋中形といいます。

一反ずつ念入りに

型付けされ、本染された伝統的な江戸のゆかたは、堅牢(けんろう)でありながらも優美で、正に夏のきものの主役にふさわしい着物です。

その藍染め浴衣を家族が集まるお盆に着こなせたら、夏の風情を感じていただけるのではないかと思って、博多織の単衣半幅帯と合わせてコーディネートしてみました。

何も飾らないシンプルな合わせ方ですが、穏やかさがと優しさがあってとても素敵だと思いませんか。

【帰省した家族たちと浴衣で過ごすお盆】

日か落ちかけた夕刻に庭先で孫たちが美味しそうに食べるスイカを横目に手にした団扇で風を送る姿を想像すると、これがゆかたのあるべき姿かと思ってしまいます。

ファションショーに出るようなゆかたも目を引いて素敵ですが、家族の和の中で着こなす飾りっけのないゆかたも大好きです。

長い目で見たら伝統な仕事をこなして作られたゆかたは流行もありませんし、何よりも気姿の味に心を豊かにしていただけるかと思います。

お盆が過ぎてもゆかたをお召いただけるので、存分に着こなしたから ゆかたの丸洗いに出されることをお勧めします。

当店も丸洗いやシミ抜きなどのきものメンテナンスにも力を入れているので、いつでも相談ください。

明日は店をお休みして、自宅の引っ越しの日とさせていただきました。

雨が予想されるために引っ越しが厄介ですが、子ども達が応援に来てくれるので有難く思っています。

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

きものふくしまへのお問い合わせ

お客様のお見立て相談

きものふくしまオンラインショップ
着物のお悩みなどお気軽にお問い合わせ下さい。TEL.076-272-2940
無料ご相談はコチラ
タイトルとURLをコピーしました