今週15日(金)から、和雑貨と和装から「猫」をキーワードにした商品を集めた『猫展』を開催したいと考えています。
そこで今日は猫をモチーフにした着物と帯で面白いコーディネートを考えてみたのでご覧ください。
採り上げたのは手描き加賀友禅の小紋で、紺系等の地色に四季のお花と音符柄を描いた珍しい図案の着物に猫が潜んでおりましてね~
その小紋がこちらです。
画像には手描き友禅で桜が描かれていますが、生地に地紋が入っていることも見て取れるかと思います。
この地紋に猫が潜んでいまして、五線譜に♪柄の地紋かと思っていたら、猫が躍るようにしがみついているではありませんか。
猫が地紋に描かれているなんて、近づいてよく見ないと分かりません。
私はそのさじ加減が面白いと思っています。
では、この加賀友禅小紋に遊び心たっぷりの帯を合わせてみましょう。
猫がほんの少し顔を覗かせる染帯でコーディネートしてみました。
おしゃれで可愛い着こなし方で、これで猫がいるコーディネートになって見えるようになったかもしれませんね。
飛び柄で描かれた四季花の小紋に音符柄が入っていて猫が後ろに一匹。
それだけで個性的なのに、その奥に遊びで覆われた地紋が入っていることを知ると、誰もが驚かれることでしょう。
腹は、猫が躍るような輪郭を帯に入れていて、春らしい帯〆の色で大人の雰囲気を出させていただきました。
猫が潜んでいても、そのことを気にしないで楽しめるコーディネートかと思います。
しかし私には物足りないものがありまして、春が来たワクワク感をある小物で表現してみました。
それが五線譜に音符柄の帯留で演出してみました。
猫の合唱といえるものになりました。
コーディネートが猫と音楽で繋がっていて、とてもおしゃれな着こなしと言えるのではないかな~
まさに自己満足の世界ですが、おおいに春を楽しんでいただけることでしょう。
加賀友禅作家さんに伝統の殻を打ち破って、遊び心を大切にされる人がいらっしゃることを大いに歓迎したいと思っております。
「猫展」は15日から約2週間の期間、店内で開催させていただきますので、猫柄に興味をお持ちの方は是非とも覗いてみて下さい。
では、これにて・・・
お休みなさい。