春が来たようです。日差しは暖かくて風もなく、屋外の気持ち良さを満喫することができたて、湿っぽい心を軽やかにすることができたのではないでしょうか?
早速桜の造花を出して、一足先に店内を満開にさせていただきました。
気持がウキウキさせられます。
そこで和雑貨のコーナーを少し模様替えしてみました。
娘が手を加えてくれたのですが、大いに助かっています。
春も来たことだし、陽気につられてお客様が多く来てくくださることを願いたいでね~
そして今日、県外からご注文をいただいたオーダーメイドの「柚子の柄」の帯が染め上がりました。
加賀友禅作家さんに図案を書いていただいたものを、お客様の確認を取ってから素描で描いていただいたた染帯です。
ご依頼をいただいたお客様は、長年に渡り柚子柄の帯を探していたそうで、他のご用件でご注文をいただいた折りに、柚子柄の帯の話を聞かせていただき、探してみたものの敵品がなくて、新しく作る話になったんですね~、
図案通りに仕上がってひと安心しております。
まさに世界に一つしかない帯で、喜んでいただけるのではないかと考えています。
これからパールトン加工を済ませて、お仕立てに入らなくてはなりませんが、納期が少し遅れてしまったことをお詫びしないとなりません。
この店を信頼していただけたことを深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ところで、今年は雪の被害もなくて外に出やすい環境にあるのに来客数が伸びないことを気にしております。
ネットからの集客も決して良いとは言えません。
仕事に対して手抜きしている訳でなく、よどんだ空気を感じるのは、世の人たちの着物に対する価値観が変わってしまったからでしょうか?
そこがとても気になる点で、一人で着ることもコーディネートもできない着物初心者は溢れていて、その人たちを取り込むことができなくっているとしたらどうしたら、そこにメスを入れなくてはなりません。
リサイクルショップやレンタルショップの店舗数が増えていることを考えると、お手軽感のある店が支持されていると言わざるおえません。
仮に地域の呉服店店さんがその世界に近づいたとしたら、ノウハウも持たない家業店が飲み込めれてしまうのは言うまでもありません。
なのに、時代に流れを盾にして呉服店さんがレンタル着物を始めている先が増えてと聞いています。
前向きな取り組みに方に見えますが、私には同じ店舗で販売とレンタルの2足のわらじを履いた商売がお客様に指示されるとは思いにくいものがあります。
いずれどちらかに軍配が上がるかと時が来るかと思いますが、要は、家業店とも言える呉服店さんは”少数派の人に指示される店”でいいと割り切ることが大切かと思っています。
十分に育っている土壌とは言いにくいものがあるだけに、自らを律して耕す努力が求められるのでしょう。
そこに経験が活かされた着物好きな方に愛される店が存在するのでしょう。
自分に合った道がどこにあるのか毎日探していますが、信じてみたい道に情熱を傾けるところにロマンがあります。
不完全燃焼の日が続いていても、小さな夢を幾つも持ってこの難局に立ち向かいたいと思っている私です。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。