限られた時間と限られた選択肢の中で7月の結婚式に着装する装い相談・そして紺系の古典柄浴衣

   今日も7月の結婚式に着る着物相談がありましね~

お母様はご自身の黒留袖を着装される訳ですが、娘さんが着物を着たいと言い出し、タンスの中にある着物を見ていたら、何を着せたらいいのかが判らなくなり見て欲しいとのことだったので、お持ちいただいように話と、間もなく、「夏用の紗の無地」、「袷の無地」、そして「袷の附下」の3点の着物と、袋帯を10本以上お持ちになられましてね~

お嬢様の年齢は30歳ということで、先に夏物を拝見させていただきと、着物の色が炭火のような赤さのもので、その着物に合わせる適当な夏帯がありません。

そして袷の色無地を見ると、こちらも紗の着物とよく似た色で夏場の披露宴には疑問符が付くものでした。

適当かと思ったのは、優しいピンク色の附下で、これを着装されることをお勧めしたのですが、お客様から「夏でも大丈夫でしょうか?」との問いかけがありましてね~

選択の幅がないこともあり、袷の附下を提案させていただいたまでのもので、和装のTPOとしてはNGです。

しかし、お母様も袷の黒留袖を着装される訳で、そのことを話すと納得された様子で、お持ちになられた袋帯の中から附下に合う袋帯をコーディネートさせていただくことに・・・

しかし、合わせる長襦袢が見当たらず、夏物の白の合繊長襦袢が裄が合っていたので、それで対応するようにお話をさせていただいたのですが、正直なところ、着物を見立てする専門家として疑問に思う点が多々ありました。

着物を着たいと思われているお嬢様がいて、お母様はタンスの中に多くある着物を有効に使いたいと考えていらっしゃる。

私はそれを受けて、限られた時間と限られた選択肢の中でお手伝いをする。

夏の結婚式の装いは、その場をつくろう着こなしになっていて夏物を着るというものではなくなっています。

そして、そのような世の中の流れに押されて、NGとされる見立てのお手伝いをしている現実に、これでいいのかと考えさせられます。

日本の四季と共の暮らす生活や文化は何処へ行ってしまったのでしょう。

業界の衰退がこのことからもうかがえるものがあり、おしゃれをするものでなくなった着物の価値観に心が痛みます。

この仕事に誇りを持ってNOと言いたいのですが・・・

そのさじ加減が本当に難しく思うこの頃です。

DSC_0004konnkeinoyukatazi.JPG弊店間際に県外の方から紺系の古典柄のゆかた相談がありまして、お客様のイメージに添うものであるかは判りませんがここにアップさせていただきました。

お客様の想いをくみ取ることができたでしょうか?

言葉が足りていませんが、ご検討してみてください。

それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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