236回目の発行となった情報紙「あ・うん」・情報紙の発行は店作りの基本となるものがある

№236の情報紙「あ・うん」

朝ゴミ出しに外に出ると車のフロントガラスに霜が降りていて、深夜から明け方にかけていかに冷え込んだかが分かります。

空を見上げれば雲はどこにもなくて、気持ちのいい一日の始まりでした。

 

日中は風もなく、暖かな太陽の日差しがサンサンと降り注いでいて、陽が西に沈むころになると空が茜色に染まり始めて、何もしていないのに、何も起きていなにのに、幸せな感覚が湧き上がる日だったように思います。

 

毎日がこんな日だったらいいのに・・・

雨や雪で荒れても可笑しくない時期に、儲けものと言える晴天だったから心に染み渡るのかも・・・

 

とにかく平和な一日でした。

店も平和すぎてお客様が少なかったようだが、私は出来上がった情報紙を持ってお客様周り。

 

 

 

 

№236の情報紙「あ・うん」
№236の情報紙「あ・うん」

 

この情報紙も今回の発行で236回目。

いつもぶつぶつ言いながら月に一度、お客様と店とを繋ぐホットラインみたいなもので、来年の4月になると、20年間続けてきたことになります。

 

切っ掛けは亡き妻が商工会の勉強会だったと思いますが、会報誌は店のファン作りになるものだと聞いて、A3の用紙に季節に合った話題を載せて、「あ・うん」というネーミングでスタートしたのが始まりです。

妻亡き後、混乱する時期がありましたが、妻の想いを絶やしてはならないと私が引き継いで今に至っているしだいです。

 

最初は続けることだけを考えていましたが、途中から暖かな言葉が届くようになると、それが励みになりましてね~

そうなると、もっともっとお客様の生活に役立つ情報を入れて喜んでいただきたいと思うようになり、面白そうな本があれば書店で買ってきたり、図書館で本を借りたりしながら月一回発行することに努力を傾けてきました。

 

そして思うことは、店作りの基本となるものが、この情報紙にあるのではないかと思っています。

 

店に産声を上げて産み落とされた小さなサービスを続けることでいつしか大人になり、それが店の形になっていくことの意味であったり、お客様に喜んでいただきたいと願う気持ちをどれだけ持ち続けることができるを試されているのかもしれませんし、、時には和文化を伝える伝道者としての役割も果たしていて、小さなことの積み重ねが店の財産になって行く気がしてならないのです。

 

そしてその年輪が、店とお客様の阿吽の呼吸を図れるものになっているとしたら、妻が始めた店作りの想いを私が育てていることになるのかもしれません。

自己満足になっていないかを注視しながら、これからも中身のある情報紙の発行を続けて行きたいと思っていますが、当面の目標としては300回目の発行を目指してみます。

 

今日は少し重たい記事になってしまったかもしれませんが、これで終わらせていただきます。

では、これにて・・・
お休みなさい。

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