昭和の時代は今よりの着物を着る機会もがあったのか、呉服店が着物を着る場を用意することは全くなくて、商品を売ることに一生懸命でした。
それが年々着物離れが進み始めると、店作りの一環として着物を着る場を用意することも必要になってきまして、当店でもきものパーティーを開いたりして着物で遊ぶ機会を増やすようにしております。
着物を作っても着る場がないとご不満の声があり、タンスに眠る着物を外の空気に触れていただいておしゃれを楽しんでいただくことを目的としたものです。
そしてそのような会を通して、お客様と店との関係性を深めて行けたらと考えているものです。
なので、きもので楽しむ会を設けた折には、新しいお客様にも声を掛けるようにしていますが、目的に反して、お客様の年齢に合ったきものを持っていない方が多いことに気づかされます。
年齢に合ったきものを持たないと言えば、着付け教室にタンスの眠るお母様の着物を練習用に使われている方もいて可笑しくありませんが、寸法が合っていないと綺麗な着付けができないことが考えられます。
そのような方々にご自身に合った着物を一枚持っていると、何かと役に立つのではないかと考えて採り上げたのがウールの着物と半幅帯です。
ウールの着物は普段着となるものですが、今の季節にも着れて、半幅帯対応だと帯〆帯揚げも使わなくていいから着物入門編としては最適な着物ではないかと考えています。
そこで今日は、現在店で採り上げている紬ウールの着物の中から、小粋さのある絣柄を博多織半幅帯でコーディネートしれみましたのでご覧ください。

手織り紬ウール着物を博多織半幅帯でコーディネート
そのコーディネートがこちらで、ベージュ地に墨色の絣柄で織られた手織り紬ウール着物です。
合わせた半幅帯はリバーシブルになった博多織で色合いも合っていて、渋いかもしれないがお洒落だと思いませんか?
きもの通と思わせるような味が出ていて、さりげなくお正月のこの時期にお召しいただけたら見る人の心を惹きつけることでしょう。

ウールの着物でお正月
この絣柄のウールは生地が肉厚であることから裏地を付けないで着る着物で、腹の部分を拡大した画像がこちらになります。
着物の幾何学模様に対して半幅帯の唐草紋が浮かび上がるように装いに変化を付けていて、そこに羽子板の羽根となる帯留めを加えてお正月を演出したものです。
そして飴色の玉かんざしも添えてみました。
こんな感じで着こなしていただけたら、ウールの着物だとは誰も気が付かないかもしれませんね。
正絹の着物に比べたらとてもリーズナブルで、着物初心者が着物で楽しみたいとお考えでしたらウールの着物から始めてみてはいかがでしょう。
そのような提案が店で行われています。
是非とも参考にされてみて下さい。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
法人名: 有限会社きものふくしま
法人番号: 8220002000118
白山市商工会会員
本日までのブログ総数:7,153記事







