連日の忙しさから少し抜け出しゆっくりさせていただきましたが、逆に緊張感が抜けるとだらしなくなってしまうものです。
売り場にお客様がいない時にはバッグヤードで、4月に開催する卯月展に向けて知恵を出し、案内状作りに励んでいました。
今回取り上げるのは「唐織」であったり「二重織物」というあまり見かけることのない着物を私の店から紹介したいと考えていますが、それを私の言葉で表現しょうと思うと、これがやたら難しく、前に進み出せなくて立ち往生。
そんな自分を責めていますが、何か新しいことを始めようと思うといつもこんな感じで嫌になっています。
そのこともあって今日は宙ぶらりん。
前に進めなくて宙ぶらりん。
気持を切り替えて今日のブログ記事へと移させていただきます。

古典柄糸目友禅
こちらの画像は京友禅古典柄の糸目友禅といいまして、手の込んだ手仕事で染め上げた訪問着になります。
画像は裾模様を映し出したものですが、近年、伝統的な技法で染められたフォーマル着がなかなか動かなくなっていまして、昔と違ってきたことを感じさせられています。
訪問着の模様は、網目のようになった柄の中に疋田柄を染め、流れるような網目に添わせて吹き寄せ柄を加え、要の前身ごろには、文箱と末広模様に刺繍や金箔を入れて格高き訪問着にしたものです。
綺麗な仕事をしていまして職人の技が光る訪問着と言えるでしょう。
好みもあるでしょうが、これが古典柄の着物というものです。
中高年向きの訪問着ですが、習い事をしていらっしゃる方にお勧めさせていただきたいひと品かと思っております。
ところで、テレビを付ければ新型コロナウイルスの話題を何処かのチャンネルが採り上げていて、私たちの生活を脅かすまでになっています。
感染の広がりを食い止める対策が必要になって来ていますが、経済人の端くれとして、ビジネスに大きなダメージを受けている先が多いのではないでしょうか?
昨年の秋の増税、この冬の温暖化、そして新型コロナウイルスの問題と、トリプルパンチで人と物の流通が細くなっていて、業種を問わず経営を苦しめていると言えるでしょう。
一日も早く適切な対策を打つ出してもらいと思っていますが、ここに来て新型コロナウイルスに対する偏見と差別が世界中で起きていることを知ると悲しくなります。
もっと世界が優しくならなくてはならない時なのに、「どうして?」と思ってしまいます。
連鎖で出て来る嫌な話題。
早く収まって欲しいです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







