業界の明るい話題はどこからも届くことがなく、暗雲がたちこめていると言えるかもしれません。
そうした中でポジティブな気持ちで仕事と向き合うことが難しくなってなす。
皆が同じ目的地に向かって船出したはずなのに、時を追うごとに視界から見えなくなっていて、誰もいない大海原で船を漕いでいると、果たして自分の選んだ進路は目的地に辿り着くのだろうか?
そんな不安に襲われたりしますが、前を向ける出来事だけに目を向けて、それ以外のことは深く考えないようにしています。
一方で、店の寄ってみたいと思う人をどれだけ増やすことができるのか、更に言えば、「店を覗いて見よう!」と、行動に移してたくなる魅力的な店をどうしたら作れるのか。
私に課せられた最大の課題で気持ちを振るいたださなければならないと思っています。
そうそう、こんな時だから自分に呪文をかけることが必要なのかもしれない。
「今が着物ファンを集められるとき。固定観念にとらわれないで、これまでの経験を強みに変えろ!適えられる権利を持っているのだから自分を信じてオールを漕ぐのだ!!」
そんなことを呟く自分がいました。
さて、今日は涼しさと爽やかさを呼び寄せる水色に白の細縞の小千谷ちぢみをコーディネートしてみました。
それがこちらの映像になります。
合わせた帯も麻の糸で織った全通柄の八寸名古屋帯で夏草履も添えてみました。
寒色の濃淡がバランスよくまとまったコーディネートで、見た目の涼しさも最高ではないかな~
汗ばむ暑い夏の装いに麻素材の着物や帯はサラサラ感があって涼しさを呼び込むに違いありません。
平凡な組み合わせかもしれませんが小粋さもあって素敵かと思っています。
さて、明日は娘達が出向いて風呂敷の包み方講習会を開く「出張風呂敷包み講座」の日です。
コロナ禍で開催日が2度延期になって、明日、福井県との県境にある白峰の町で開催させていただく運びとなりました。
このチラシを主催者側が作って地域の方に呼びかけをしてくださったみたいで、白峰にお住まいの方が地域住民に店の宣伝をしてくれているという、誠に有り難い話しかと思っております。
参加者は10人との連絡があり、娘には店との出会いが喜びに替る講習会になるようベストを尽くして欲しいと伝えました。
車で45分近くかかる距離に白峰の町があり、牛首紬の工房もあるところで、距離はあるけれども身近な人が住んでいる町だと思っております。
私は店の留守番となり、店のスタップと娘の二人で向かう予定ですが、講習会も店も素敵な一日になることを期待したいです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。