今日はお客様の対応に当たるスタッフが少なかったために忙しく感じた一日でした。
炎天下でのセールだったこともあり、お嫁入りの商品はすべて夏物とい極端な日で、午後から新規のお客様が何件か来ていらしていて楽しくコミュニケーションが取れたのではないかと思っています。
印象的だったのは若い20代のカップルが「店内を見れもいいですか!」と言って、確認を取ってから入店するという珍しいお客様。
男性の方が以前からこの店が気になっていて、一度入ってみたかったというのです。
お年を尋ねると、男性が24歳で女性は今年成人式だったとか・・・
彼氏と彼女の関係かと想像しましたが、女性が今風のとっても派手な子で、目のやり場に困る洋服を身に着けられていて、構えた接客になっていましたが、二人とも着物に興味を持っていらっしゃって、何を見ても「格好いい!!」の言葉を連呼。
どこにでもいる普通のカップルだと思っていましたが、私の話にも耳を傾けてくれて、言葉のキャッチボールを重ね始めると、男性がご自身が描く着物の美学みたいなことを話し始めましてね~
会話が途切れなくなり会話が弾み楽しい時間が動き始めたんですね~
男性は「麻の葉」柄にこだわりがあるみたいで、綿でも麻でもいいから自分の着物を作りたいとの相談をいただきまいした。
そして彼女は薔薇と百合の模様が大好きだと話していて、目にされた百合の模様の浴衣を悩んだ末にご購入を決めてくださいました。
新規で我が子よりも若いお客様と無理なく会話できて、それも和やかな時間を共有できたことがとても嬉しくてね~
そのカップルは、こんなに長く呉服店にいたのは始めただと言ってお帰りになられましたが、若いエネルギーに刺激をいただくことができて感謝しています。
若い年代の方にも興味を持っていただける店であることを知ることになり、心が満たされることとなった最後のお客様でした。
さて、話題を早朝に戻しましょう。
今朝6時30分よりコロナ禍で延期になっていた町内の草刈り出なくてはならなくて、目覚まし時計に起こされた私がテレビのスイッチを入れると、この画面が映りましてね~
相田みつをさんの言葉の文字が・・・
どうしてこんな早朝にみつをさんの言葉が映し出されているのか不思議でなりませんでした。
「テレビ寺子屋」という番組だったみたいで、相田きつをさんの長男さん(一人さん)が解説されていたんですね~
これには驚きました。
この仕事と関わって、いろんな場面でみつをさんの言葉に勇気と元気をいただくことが多くあって、「道」の言葉にどれだけ自分に言い聞かせたことか・・・
「道」
道は自分でつくる
道は自分でひらく
人のつくったものはじぶんの道にはならない
改めてこの言葉を読んで、周りの人と比較して、良く見られようとして生きているちっぽけな自分に気づかされます。
果たして新しい道を切り開いているのだろうか?
言い訳ばかりしている自分を正すところがあってとても刺激的でした。
他の言葉も映し出されていましたが、次の心に留まったのはこちらの言葉です。
毎日毎日の足跡がおのずから人生の答えを出す
きれいな足跡にはきれいな水がたまる
この言葉には、毎日毎日同じことを繰り返しているが、意味のない時間を無駄に使っているのではないだろうか?
きれいな足跡ってどんなんだろう。
愛される生き方を指すのだろうか?
年だけ重ねていて何も分かっていない気がして情けなく思えてまいります。
とにかく刺激的な朝で、「朝起きは三文の徳」を身をもって経験した感じです。
その後にひと汗流して店に出勤することになりましたが、今日もみつをさんの言葉があったから心を折らすことなく仕事と向き合えたのかもしれません。
では、今日はこれにて・・・
おやすみなさい。