長引くコロナ禍は、感染予防対策が優先される社会となっていて、店の経営や話題性のある店作りがやりにくくなっていましてね~
楽しい企画を組み込んだとしても、感染拡大で中止にしなくてはならないことも起きていて、京都出張に行くにしても気持ちよく行けないコロナ禍に進むべき道に雲がかかり続けて、勢いあるビジョンを拒む状態が続いています。
なにをしてもスッキリしないことに、和装業界にこれまでと違った取り組み方で、着物を着たいと思う人を増やし、自らが着物を着て楽しむ人口が増えないと業界の未来はない。
そのためには、業界が健全で着物愛好家が育つ豊かな土壌が必要ではないか?
しかし、何をどうしたらいいか分からない。
悶々としている中で、ある時市内の仕入れ先担当者に、加賀友禅作家さんとお客様の懇親の場が持てたとしたら、お客様は加賀友禅作家さんの着物に魅力を感じていただけるかもしれないし、作家さんは消費者の想いを知ることによって、新しい作品を作る出すきっかけにも繋がるかもしれない。
作り手と消費者との心を通わす場が持てたら、業界の土壌は徐々に進化していくに違いない。
その橋渡を担っているのが呉服店ではないだろうか?
そんな話を担当者にすると、それはいいことだと意見が合いましてね~
着物販売を目的としたものではない、純粋な作家さんとお客様の懇親の場をこの店で作ろうという話で纏まり、数日後に加賀友禅作家の大久保謙一氏を紹介したいとの提案をいただくことに・・・
店のバッグヤードでお茶を飲みながら話していたことがトントン拍子に話が進み、本日、大久保さんとお話をさせていただくこととなったのです。
この加賀友禅訪問着が大久保謙一氏が描かれたもので、正統派の中堅作家さんだと聞いております。
訪問着、振袖、留袖など、何でも描ける方で、最近、友人から頼まれて四つ身の訪問着も作られたそうです。
石川県内に加賀友禅作家さんは100人近くいらっしゃるのではないでしょうか?
正確な人数を把握していませんが、作家さんのお名前を知っていても直接お会いする機会はほとんどなくて、二人でお話ができたのも担当者のお陰かと思っております。
そして私の想いを伝え、お力を貸して欲しいことも・・・
初めて取り組む企画で、参加者に加賀友禅がより身近な着物であることをどのようにして伝えられるのか、試案のしどころです。
左側の人が大久保謙一氏で、1時間近くお話をさせていただきました。
そので決めたことは、大久保氏とお客様の懇親の場を9月27日(月)の午後の時間帯に開催させていただきます。
時間は1時間からお時間半位を考えていまして、参加者を5・6人くらいに抑えたいと思っています。
希望者が多い場合には懇親の場を2回設けたいと考えています。
参加費は無料で、着物の販売会もありません。
純粋に作家さんとお客様との心を通わす会になるとう、中身を煮詰めていきたいと思っているところです。
ここまでのことを決めさせていただきました。
どなたでも参加いただけるので、興味のある方は早めに連絡ください。
初めてのことなので不安もありますが、訪れる秋を動かしてみます。
どうなることでしょう。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。