この三連休は春を迎えたような穏やかな天気となり、店内のお正月を彩る飾りつけが似合わない3日間でした。
足元がいいので、お客様の出入りがそこそこありまして、それなりの結果も付いてきてるので有難く思っているところです。
さて今日は無地の着物を春のフォーマル着としてコーディネートしてみたのでお楽しみください。
そのコーディネートがこちらになります。
細かな地紋が入ったボカシ色無地に、西洋の模様を帯として作り上げた染帯を合わせ、ホースヘアのバッグとオーダーメイド草履でコーディネートして、大人の魅力を演出させていただきました。
この装いを「誰が着るのだろう~」と想像したとき、お洒落な女性が浮かび上がってまいりませんか?
特に染帯の地色も含めて柄が変わっていて、8~13世紀に盛行したスペインの芸術品、ラスター彩帆船紋鉢に描かれていたものを帯にしたものだそうです。
品格もあって、格好いい装いができる着物と帯の組み合わせかと思っています。
ここに帯締め帯揚げを加えて、コーディネートの完成度を高めてみましょう。
帯締めにレモン色を持ってきたことで、ほんの少し若さが出たと思いませんか?
無理のない色の合わせ方で、装いに明るさが出て、今回のコーディネートを入学式の装いとして活かされたら、センスの良さに注目の的となることでしょう。
色無地の画像を拡大すると、連続模様の地紋と色のボカシ加減が確認できるかと思っています。
草履はプチ小判型ともいえるエナメル草履台で、横巻(側面)と天の色を変えているところがとてもお洒落で、源氏香柄の刺繍鼻緒との組み合わせで、こだわりの草履を演出させていただきました。
履きやすが保証できるだけに、フォーマル着の装いに是非ともお勧めさせていただきたいと一品です。
そしてバッグはホースヘアバッグで決めてみました。
このバッグがとてもシンプルなんだけどおしゃれ感がありまして、エレガンスな装いに、とっても似合うんですね~
中側に一つ間仕切りが入っていて、両サイドにポケットが付いていましてファスナー付きのポケットもあって、とても使いやすいバッグと言えます。
バッグの外側はホースヘアで作られていて、中側を豚革を使った高級感があって装いの価値を高めているのではないかな~
今回の着物コーディネートは私の言葉よりも映像が魅力を語っていて、シンプルな組み合わせだから帯の柄が際立つのだと思っています。
春の装いとして提案させていただきたいです。
され、明日は今年初めての京都出張です。
仕入れ先が京都に集まっていますが、どんな目標とビジョンを立てたのかがとても興味あります。
いただいた刺激を店作りに生かせるよう、度真剣に心を開いて仕入れ先を回ってみるつもりでいるところです。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。