風がうなるうなる!
店に出勤したときはさほど気にならなかった風が、お昼間前あたりから突風に変わり始めて嵐の様相。
出入り口のドアーのすき間からうねりをあげた風が吹き込み、ほこりや枯れ葉のゴミを店内の中に呼び込むもので、掃除機で吸い取るも、強風が治ろうとはしません。
すると外から聞き慣れない鈍い音が聞こえて、店頭に目をやると、店の立て看板が強風で倒れましてね~
強風に耐えられるように、大きなブロック8枚分の重しをして固定していたにも関わらず倒れたわけで、強風のすさまじさを見せつけられました。
危険を感じたもので、倒れた看板を移動させて風が収まるのを待っていましたが、夕方になっても事態が改善することがなく、今も、うねりをあげた強風が断ち物にぶつかる様子が鮮明に伝わってまいります。
こんなにも長時間続く強風をこれまで体験したことがなく、我が家はどうなっているか心配です。
明日は石川県の十三詣りの日で、今日が十三詣りの日でなくて良かったと思っていますが、なにがしかの被害が出ているかと思われる一日でした。
とにかく風が凄くて落ち着いて仕事が出来ませんでしたが、今日も昨日に引き続いて店内の模様替えをしていました。
店内の入り口付近を触っていて、吹き込む砂ぼこりがひどく、絶え間なく掃除機を動かしていました。
ここは娘がヒール下駄をディスプレーしたものですが、このようなまとめ方も悪く無いとおもっています。
こちらのスペースに下駄がまとまられていて、興味を持たれる方は集中してご覧になれるのではないでしょうか?
今年も活躍してくれるのではないかと思っております。
こちらはちりめん細工の小物で、それでも3個1000円(税込み)の商品を入り口に持ってみました。
ディスプレーにも工夫し来店客の目に留めていただきやすいようにしてみたのですが、どうなることでしょう。
マスクアクセサリーが人気となっているので、気軽に覗いてみてください。
ところで、今年に入った来店客数が減少していまして、その原因が何処にあるのかが分からずにいることが不安でなりません。
北陸の天候や、オミクロン株の感染が身近な所で広がっていたこともにも影響されるところがあったのかもしれないが、それだけではない感じがしてなりません。
長引くコロナ禍で着付け教室を習われる方が途絶えていて、習い事で着物をお召になる機会も減少しているようで、積極的に着物が着られる環境でないことが考えられます。
一方でネットなどからきもの愛好家に魅力的な商品を紹介させていただいているつもりでいますが、ご覧になっている方の心に届かないもどかしさがあり、能力の限界を感じています。
コロナ禍であってもお客様を惹きつけて結果を残している呉服店さんは地方でもいらっしゃるので、どうしたら今までよりも魅力的な店が作れるのかを考えて行かなくてはなりません。
店の信用も大切です。
センスと品揃えも大切です。
専門家として的確なアドバイスが言える能力も必要です。
安心が買える店だとお客様から理解をいただくことも必要です。
ネットを活かした戦術も必要とされていることも理解ができます。
これらはどれもこれも言葉にした理論であって、最も必要なことは、この仕事が好きであることと、思いを投げ出さない情熱かと思えてなりません。
何をやっても思い通りにならないことを自分に責めるではなくて、上手くいかなくても、もう少し仕事に工夫を凝らし、もう一度チャレンジしてみようと思える気持ちを育てること。
これに尽きるのではないでしょうか?
立ちはだかる困難に自分を見失いそうになっていますが、模様替え一つにしても、問題意識を掲げては、その対策と工夫を交えながら前を向ける商人であれたらと思っているところです。
少しだけ、自分を見つめ直すことが出来て良かったと思っています。
明日は十三詣りの応援に行ってまいりますので、店は午後2時過ぎの開店となりそうです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。