連休明けより売場を夏物シフトに替えましたが、成果が上がらずにいて頭を痛めております。
時期が早いということもあるのでしょうが、コロナ禍で夏場の行事が具体的に決っていないことが背景にあるのかもしれません。
今日も二人の娘の子供が通う幼稚園と保育所でコロナに感染した園児がいたみたいで、園が休園となり4人の孫が店に来ていましたが、身近なところでこのような感染防止策を取らなければならないことに、安心できる社会になっていないことを感じています。
それでも経済はコロナ禍前に戻そうと動き出していて、どのような舵取りをするのかが問われています。
長引くコロナ禍で経営者として支援金を充てにするのではなく、知恵を出して踏み出すことが求められていて、新たな切り口を見つけ出さなくてはなりません。
来る日も来る日もそのことを考えていても、凡人なだけに確信できるものを見つけ出せずにいて、今できることをコツコツ積み上げて行くことしかできません。
ここに迷いというものが生まれる訳ですが、理に適ったことを手抜きをせずに続けていれば、必ず道は開けると信じることが大切かと思っています。
私が出かけているときのことです。
新しくきものコーディネートさせていただいた装いでお出かけされたお客様がいまして、その帰りに店に寄って、とても評判が良かったことを店のスタッフに伝えてお戻りにならたとの報告を受けました。
ただそれだけのことなのに私には大きな意味を持っていて、店の娘達がお客様を輝かせることが出来たことを誇らしげに思うと同時に嬉しくもあり、元気をいただけるものでした。
私のコーディネートはここで初めて完結した訳で、お客様を私の店を信じて買い物をしてくださっているのです。
ここにこの店の価値が生まれているとしたら、何を迷っていてのかと自分に問いかけたい。
そのことを私に伝えてくれたのでしょう。
暗闇の中で彷徨うことがあっても、自分を信じて信念を曲げないことが大切かと思っています。
その意味でも、今は自分が試されているときだと考えたいです。

絹紅梅小紋を菖蒲に渡り道の柄を麻染帯でコーディネート
このコーディネートは竺仙さんの絹紅梅小紋を麻の染帯でコーディネートしたもので、帯の柄は菖蒲に渡り道の模様になります。
夏物になりますが、水色というきものの色が涼しげでステキでしょ・・・
合わせた帯が帯がこの時期のものですが、生成りの色がとても似合っていだと思いませんか。
白地の帯を向わせてもお似合いで、帯で季節感を表現できたら最高のオシャレを楽しむことができるでしょう。

加賀染め足袋「桔梗柄」
そしてこのコーディネートに桔梗柄の加賀染め足袋を合わせてみました。
このさりげないオシャレ感が装いの価値を高めていると言えるでしょう。
加賀染め足袋はMakuakeから販売されているので、宜しければMakuakeサイトを覗いてみてください。
コーディネートへの思いの言葉が足りていませんが、この画像からオシャレな感覚をくみ取っていただけたら幸いに思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







