ウインドーの老朽化で専門家に来てもらって、修理に2時間近くかかりましたが、作業が終ったことで、ウインフォーも含め少しだけ模様替えをしてみました。
気分を変えることができましたが、お客様の動きは鈍くて心配の種がなくなることはありません。
売場を見廻していると、きもので遊びたいと思っている方が店に遊びに寄ってくれたら、楽しいと言っていただけるのではないだろうか?
そんな思いが心の中に浮かび上がってまいります。
きものコーナーは、どの商品もきものと帯を組み合わせていて、他にも和装小物も加えた、トータルコーディネートしてお客様にアピール出来るように心掛けています。
きものコーディネートというものは、人それぞれに好みもあって感性の世界ではありますが、よりクオリティの高い着こなしを提案させていただくことが私の仕事かと考えています。
なので単品でディスプレーをすることはありません。
お客様は店内のコーディネートを見て、「オシャレな着こなしだわ・・・!」と評価してくださる方もいれば、「こんなの誰が着るの・・・?」と、厳しいご意見をいただくこともありますが、他店でご覧になれない組み合わせになるようにきものコーディネートには人一倍気を配っている店です。
来客が少ないことを考えれば自己満足に過ぎませんが、四六時中、仮想コーディネートをしていると、商品を見ただけで何と何を組み合わせれば輝きを放つかが即座に判断できます。
それが私にとって大きな財産になっていて、商品仕入れにも役立っていることを思うと、毎日コツコツ積み上げることの意味がなんとなく理解できます。
そして今日は乱菊の浴衣地をきものとしてコーディネートしてみたのでご覧ください。
明るいブルー地に白一色で模様を浮かび上がらせたゆかた地を博多織りの紗織八寸帯で合わせ、加賀染め足袋の金魚柄できもの遊びを考えてみました。
浴衣が単色だから夏きものとしても組み合わせがしやすいのかもしれないが、よそよそしくなところが魅力的だと思いません・・・。
全体に広がる乱菊を無地っぽい博多織りの帯が上手く受け止めていて、色合をブルーでまとめている点も含めてオシャレな着こなしかと考えています。
そして柄を涼しく演出したくてトンビ玉の帯留めを売れて、三分紐と夏帯揚の色に紫を意識してみました。
いかがでしょう・・・。
浴衣がこんなにもステキな着こなしへと変化していって驚かれるかと思いますが、浴衣として着るときは、レモン色系の単衣半幅帯を合せていただけたらオシャレになるんじゃないかな~
こちらの浴衣地は竺仙さんから出されている品で、綿素材が竪絽になっているところや、反物の幅がキングサイズになっている点が竺仙さんのこだわりかと思っています。
参考にしていただけたら幸いです。
なかなか明るい話題をお届けすることができていませんが、取りあえず今は店の商品を呟くことに徹したいと思っています。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。