昨日のブログを見てくださったのでしょう。
オンラインショップから長襦袢スリップのご注文が入っていましてね~
埋もれていた商品を再び陽の当たる場所に出したことによって、こうしてご縁をいただくこととになり、見落としがちになっている仕事の在り方を教えていただいたような気が致します。
このことに限らず、商品の見方やプレゼンの在り方を見直すことによって、新しい出会いが生まれることがあるとしたら、凝り固まった脳ミソを柔らかくしていくことに心掛ける必要がありそうです。
要するに価値の高い商品が埋もれていないかを、検証することがあってもいいのかもしれませんね。
さて今日から新しい月が訪れて,7月の仕事始めは、仕入先が集まっている京都へ足を運ぶことです。
午前中に訪れた仕入先の受付をされている女性が、
「外は暑かったでしょう。今日の京都は今年最高の気温になるとのことで、石川県はどんな様子ですか?」
その言葉通り京都は猛暑日となり、訪ねる先々で体調を尋ねられることが多い一日でした。
その最中に、来年の卯年のお正月飾りが一斉に発表となりましたが、このサイクルに慣れていない人にとっては、「どうして今なの?」と、単純にそのような疑問符が付くのではないでしょうか?
それは受注を取ってから、集計した総数を作るという期間が必要となるからで、昔と違ってメーカーさんは在庫を残さないように心掛けている証かと捉えています。
そのような作り手側の背景もあって、この時期に商品を抑えておかないと、お正月飾りの品揃えができなくなることが考えられます。
今年の干支である寅は、昨年の8月で注文が入れられない状態になり業界に大きな波紋を呼ぶこととなりました。
それは世界に広がったパンディミックスで、物作りで感慨の深い東南アジア諸国の経済活動が止まってしまったことと関係しているようです。
その経験を踏まえて今日を迎えたわけですが、今年も「卯」の一部の商品に生産量が限定される品があり、注文をいただいても納品できないことが起きる可能性が高いと言うんですね~
作れないというメーカー側の事情があるようですが、小売店側としては、何処まで品ぞろできるのかが判断できないという、かつてないことが起きようとしているんですね~
取りあえず、注文を入れてまいりましたが、お正月飾りに限らず、作り手となる川上で様々な商品が「作れなくなる」ということが起きているようです。
そうは言っても、消費者と最も近い位置で接点を持つショップとしては、夢や喜びを添えて商品を販売することが役割です。
商品をセレクトする場合は、作り手の事情を考えて選ぶということはなくて、一心に、店のお客様に喜んでいただける品であるかどうか・・・?
そして商品のクオリティと販売価格のバランスが取れているのかどうか・・・?
欲を言えば、新しい感性が盛り込まれているかどうか・・・?
それらを総合的に考えて、店に適した商品であるかを判断して注文を入れさせていただいています。
こちらの羽子板は古典柄の鳥獣戯画を古布の生地で押絵されたお正月飾りで、卯年に限らず飾れることや古風な香りに惹かれるところがあって注文を入れてまいりました。
おおよそですが、25種類くらいの卯の飾り物を選んでまいりましたが、先の話ではありませんが、何処まで揃えられるかは、8月の下旬くらいに分かるのではないかと思っています。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。