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月末の慌ただしさからなだれ込むようにして迎えた新しい月。
私の1日は午前4時半に合わせた目覚ましのベルの音から始まります。
月に一度だけ鳴るベルは、リングに上がるボクサーと言いたいところですが、上がる前からフラフラ・・・
眠気が取れないままに京都に向かう準備。
幸いにして、昨日より低い気温で助かりました。
今回の出張は、来年の干支である辰年のお細工物を注文をすることが最大の目的で、新作を発表した仕入れ先を覗いてきました。
2012年度の干支は「辰」です。
今年の「卯」(うさぎ)は可愛いと思えましたが、「辰」になると、可愛いとは言いにくいところがあって、慎重にならざるおえません。
とは言っても、干支物のコレクターもいる訳で、最初に木目込み人形の龍を幾種類か注文を入れさせていただきました。
他の仕入れ先では、このような古布のちりめん細工を・・・
私の仕事でもあり淡々と事を進めていますが、実のところ半年先の景気動向が、どのように変化しているかが判りにくいこともあって、この時期の干支の注文は「感」に頼っているのが実情です。
特に手作業で単価の高い商品は、限定品として発表されることが多くて、この時期に注文を入れておかないと、秋には完売になり、幻の商品になることだってまれにあります。
だから、注文が難しい。
各社が出揃った訳ではないので、取りあえず要の品だけ押さえることにしました。
皆さんの中で、興味を引かれる干支(辰)関係の品があるようでしたらお知らせ下さい。
秋本番前に相談を頂ければ、幅広い対応が出来るかと思います。
今日は少し時間に余裕があったので、あるデパートの呉服売り場を覗いてみました。
呉服売り場の半分以上が浴衣に浴衣関連商品が並んでいて、スタッフも増員されている感じでした。
そうした中で、浴衣はほぼ100%近くプレタ対応(既製品)になっていて、私が想像する呉服売り場の姿ではありませんでした。
着物から離れて行ってしまった浴衣。
そのほとんどが既製品になっている現状を見せつけら、これでいいはずがない・・・
何かがおかしい。
帰りの電車の中で考えていた私です。