これまでに体験したことがない大型の台風が九州を直撃するとのニュースに衝撃を受けています。
この台風14号は進路を変えて石川県を通り抜けるようでとても心配です。
気がかりなことが次から次へと起きていて心労が絶えませんが、今できることに情熱を傾けるしかないと思ってます。
当店が現在夢中になっているのは、10月14日(金)から開催する「竺仙と江戸小紋展」のことで、開催前に江戸小紋の魅力をどのようにして伝えたらいいかを真剣に考えているところです。
江戸小紋の一番の特徴は、帯の合わせ方で装いの用途が変わる変わることから、そのことを帯の合わせ方を替えてご紹介させていただきます。
登場する江戸小紋はこちらになります。

浅野栄一氏染めた万筋の江戸小紋
はんなりした色の万筋の江戸小紋で、人間国宝の故・児玉博さん型紙を使い、現代の名工として国から認定された染師・浅野栄一氏が染めた位のある縞柄小紋です。
画像をよく見ていただけたら、白く細縞になっていることがお分かりいただけるかと思います。

万筋の江戸小紋をセミフォーマルの装いとして着こなす
こちらの江戸小紋をお子さまの入園式や入学式にお召になっていただけるセミフォーマルの装いとして、格式のある帯でコーディネート。
品があって素敵だと思わない・・・
ここでは訪問着や付下げなどに合せる西陣袋帯でコーディネートさせていただものです。
厳かな装いとなったのではないでしょうか?
入学式などの式典では主役がお子さんなので、母は控えな装いがよいとされているので、江戸小紋は申し分のない着物と言えるでしょう
問題にしたいことは、訪問着や付下げは晴れの日に対応ができても、街着となれば、訪問着や付下げは着こなしの難しくなります。
しかし江戸小紋は帯の合わせ方を替えることで、街着としても着こなせるところがとても魅力的なんだな~

万筋の江戸小紋で街着の着こなす
先ほどの江戸小紋を観劇やクラス会の集まりにふさわしい着こなしとして、遊びのある染帯でコーディネートさせていただきました。
袋帯を合せたときとはまったく装いの表情が違っていて、街着の装いになったとおもいません。
かつて先輩から「着物一枚に帯三本」ということをたたみ込まれましたが、きものが江戸小紋であったとしたら理屈の通る話です。
今回の江戸小紋展ではここで紹介した着こなし方も紹介できればと考えていまして、用途別に帯の種類もいろんな揃えさせていただきたいと思っています。
こんな感じでいろんな角度から江戸小紋の価値を、それも竺仙さんの職人さんの技をお伝えしていけたら考えているので楽しみにしていてください。
今日は仕事らしい仕事をしていないのに、疲れを感じていて早く自宅に戻りたいと考えています。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







