先月、私のブログを見てきもの再生の相談にお越しになられたお客様のお羽織です。
タンスの中に長年眠っていたそうで、この羽織を名古屋帯に作り替えれるものなら再生をお願いしたいとのことでした。
拝見してみると、刺しゅうで薔薇を模様にした 「黒の絵羽織」 。
最近はまったく目にすることのないタイプの絵羽織ですが、黒地にワイン色の薔薇の模様がとても素敵です。
仕事の手順をご説明した後に、加工の見積もりをさせて頂、仕事に取り掛かることになりました。
そして今日、新しく生まれ変わった名古屋帯が仕立上りました。
この写真が、ご相談を頂いた名古屋帯です。
薔薇が2つ上下に並んだところが、帯を締めた時の背中の部分になるお太鼓で、右側の薔薇は正面に出るお腹の模様になります。
とてもレトロな帯に仕上がり、元が羽織だったとは誰も気付かないと思いますね~
この再生費用は、帯の仕立も加え ¥18,000 程です。
どうか参考にしてください。
今日、娘と義理の妹が店に遊びに来ました。
店の奥は女性4人になり大騒ぎ。
いつまでたっても話が尽きないようで、時間が空いているのなら仕事を手伝って欲しいと頼むと一つ返事。
「いいよ・・・・・・」
手伝ってもらったのは、夏の売り場の演出です。
平たく言えば紙を使った工作ですが、浴衣商戦に向け若い人のアイディアを店の演出に取り入れてみたいと考えお願いしてみました。
それにアメリカに帰る妹の足跡を店に残したいという思いもあってのことです。
そして仕事が始まりました。
楽しいオシャベリが店内を明るくしてくれ、笑い声が店に活気を呼び込みます。
呑み込みの速さ、手際の良さに驚くと同時に、期待していた以上の仕事をしてくれて感謝です。
ありがとう・・・・・・・
彼女たちの作品は、もう少し暑くなったから店頭に出して夏を演出してみる予定です。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






