とっても疲れました。
今日ももくもくと店内の模様替え。
最初のうちは頭も体も軽やかに動くのですが、時間が経つにつれペースダウンするのが分かります。
夕方近くになるとギブアップ信号が出始めるんですね~
そんな時に、ふと、お母さんがいてくてたらな~・・・・・と、寂しさがこみあがてきます。
弱音を吐いていても、物事が解決する訳ではありません。
もう少し、もう少し頑張らないと・・・・・・
そこで今日は気分を変えて、一足早い春を皆さんに届けてみることにします。
お雛様の染め帯です。
江戸小紋の万筋(まんすじ)に合わせてみました。
万筋とは細い縞の模様のことをいいますが、少し離れて見ると無地の着物のように見えるところが、この小紋の魅力でもあります。
着物と帯が喧嘩し合わないこともあり、お雛様の模様の帯が映えますね~
お太鼓の部分を大きくしてみました。
(光線の加減でボカシになっていますが、染め帯の色はほのかなピンク色です。)
この帯は職人さんの手仕事で、衣装には金箔をあしたっていて、味のある上品な仕上がりになっています。
高級感もありますしね~
更にこの帯の魅力は、太鼓と腹の模様が違っていることです。
お雛様とその時期に咲く花を一つの帯に表現していて、染められた方の心遣いを感じさせられます。
静かな色の着物に合わせたこともあり、帯締め・帯揚げも上品な色で静けさを壊さないようにしてまとめてみました。
お茶会の席なんかには最高の装いになると思いますよ。
季節が限定されるだけに、ひときわお洒落感が増す帯ではないでしょうか・・・・。
この帯を眺めていると、心ウキウキさせられます。
お正月は好きですが、寒さが厳しくなる冬はどおしても好きになれない私。
春が恋しいな~・・・・・・・・・。
いまだに、初売りの準備が終わっていませんが、今年は平和という土壌から、ブラックホールに突き落とされたような暗くて悲しい一年になってしまいました。
変えることができなかった、家族の運命なのかもしれませんが、お母さんを幸せにすることができなかったことを今でも悔やんでいます。
分かっていたようで、分かっていなかった家族への思いやり・・・・・
お母さんから教えてもらったことをこれから子供たちに捧げたいと思っています。
今年を振り返るり言葉を捜すとすれば、辛いことや悲しいことがいっぱいありましたが、「感謝」という二文字で締めくくりたいと思います。
ありがとうお母さん
ありがとう子供たち
温かい心を差し伸べて下さった周りの人達に、
ありがとう・・・・・