【店主の呟き】
8月の京都は祇園祭も終り、祭りの後の静けさを感じさせられるところがあって、同業者を仕入先で見かけることがあまりありませんでした。
同業者を見かけたのは、和装小物屋さんだけだったかもしれません。
業界としては年間を通して最も暇な時期で、この暑さもあって一休みという空気が漂っていましたが、私としては秋の店作りの展開に役立つネタを探すことを目的に足を運んでみました。
他にもお客様から頼まれた要件もあり、仕入先を渡り歩いていましたが、それなりの収穫はあったかと思っております。
しかし、一月後の9月は秋商戦のスタート月となるのに、どのような商品を作っているのかが見えてこない現状に不満を持っていて、10月に開く神無月展の商品構成をどうしたものかと頭を悩ます出張でもありました。
気が早いのかもしれないが、新しい商品があまり作られていないために、早めに行動を起すことが得策かと思うところがあって、仕入先の担当者とこの先の展開のことについて意見交換をしてまいりました。
少し早いですがこのようなことを繰り返しながら、秋商戦の在り方をイメージするようにしていて、適えられるものであれば、オリジナル商品も作ってみたいと考えている私です。
取りあえず8月のお盆明けからしばらく「七五三特集」を予定していまして、店内でどのような演出ができるかを担当者と相談してまいりました。
【七五三の和装小物】

女の子の刺繍巾着と手提バッグ

七五三の和装小物
七五三を和装で迎えるとしたら、それぞれの大きさに合った着物や長襦袢、男の子は羽織に袴も必要で、着物に合わせる帯や和装小物の種類も多くて、若いお母さんがお子さんの着物を準備するというのは容易なことではなりません。
なので、どのような取り組み方が新規のお客様に優しいのかを考えつつ、「可愛い」と思っていただける品揃えを検討してみたいと思っています。
この提案にも販促物が必要とされているので、数日前から8月の「あ・うん」の構成の中で七五三の情報を書き始めたところです。
他にもSNSで呟けたらと思っていますが、どうなることでしょう。
とにかく先を読んで形にしていくというのは、容易いではありません。
難しいからといって、見て見ぬ振りをして、じっとしていることもできません。
暑いからといって後回しにしていると、チャンスを逃すことにもなりかねません。
面倒だからといって手抜きをしたら、信用を落とすことになりかねません。
地域に根付いた店を作るということは、地味な作業の繰り返しで、どれだけ知恵を絞ったかで結果が変る。
そんな捉え方が踏み出す力に替わるのでしょう。
そのようなことを自分に言い聞かせたていて、ゴールのない道を走り続けているかのようです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







