【店主の呟き】
今日の天気予報を読み間違えてしまって、朝起きてみると空は晴れていて気温も高かったので、洗濯物を庭に干して仕事に出たのが間違いでした。
朝からお客様回りをしていて、白山麓方面に向っていると、空の色が鉛色になり、しならくして車のフロントガラスに小雨が落ちてきて、もしかしてと思っていると次ぎに激しい雨が車体を叩き始めましてね~
ザーザー降りの雨で、白山麓と自宅とでは時間差があったようですが洗濯物がずぶ濡れ。
それ以上にショックだったのは、今朝、草刈りをした庭に除草剤を蒔いていたんですね~
目抜けでしょう。
しばらく自分の間抜けさに落ち込んでいましたが、私の一人暮らしは何処か抜けていて、ただただ呆れるばかり・・・。
そんな自分が嫌いではなくて、“また・やってしまった!”って感じだったかも。
今日の話題ですが、四つ身のきものに合わせる正絹長襦袢が市場に少なくなっていて、昨年苦労した覚えがありました。
【鈴柄地紋の正絹紅色長襦袢】
それは赤い色の子ども用正絹長襦袢で、どれだけ探しても見つからず、在庫で持っていた「鈴柄」の白長襦袢を紅色に染めてみました。
それが画像の品になります。
単に白の長襦袢を紅色に染めただけのものですが、オシャレな色合の四つ身のきものに合せたら可愛いと思いません。
何を言いたいかといえば、長引くコロナ禍ときもの離れに材料費の高騰などもありまして、子ども用長襦袢があまり作られていないんですね~
特に色付きの可愛い正絹長襦袢がなくて、どうなってしまったのかと思わすにはいられません。
少し話題は替わりますが、品薄になった和装小物を補充したくて注文を入れ、本日届けてもらったのですが、その中に「モスの腰紐」と「博多織り伊達締め」が値上がりしてまして、モスの腰紐は次回から2割近く値上がりするそうで、「長尺のモスの腰紐」に限っては、この先廃番になるとのことでした。
たかが腰紐ですが、2割近く値上がりするものがあれば、採算が取れない品は廃番になって市場から消えていくんですね~
この現象は全ての商品に起きていて、買い手の少ない商品は作らないというのが作り手の考え方で、一方で材料の高騰が経営を難しくしていて、物作りが小さく小さくなって行っています。
それは長襦袢でも同じことが起きていて、この状態が続くと、これまであったものが市場から消えていくことが日常茶飯事化して行って、きもの専門店さんが自ら作るという時代がやって来るのではないでしょうか。
どこかでこれまでの流通の仕組みを変えていかないと、業界が生き残れなくなる時代が迫っています。
避けて通れない現象なだけに、作り手、メーカー、問屋、小売店の垣根を越えて考えていなくてならない問題です。
どうしたらいいのでしょう・・・。
記事を書き始めたまでは良かったのですが、取り留めのない記事で終ってしまって申し訳ありません。
ではこれにて・・・
お休みなさい。