【店主の呟き】
お盆休みも終り秋の準備の入らなくてはならないのだが、なかなか気持ちが盛り上がらない。
厳しい残暑が残るものの、お盆が過ぎた頃から夏の行事は全て終ったことで、“燃え尽き症候群”っぽくなったりしません。
私生活ならそれでもいのかもしれないが、季節と共に動く店としては、秋に向う備えが必要とされていて、当店が扱っている商品と秋を結びつける戦略を考えなくてはならない。
分かってはいても、機敏に動けないのがお盆明けで、秋を感じ取れるまでには、もう少し時間がかかるのかもしれない。
あれこれ考えてしまうが、行き当たりばったりのやり方ではお客様から信頼を得る店を創ることはできないと思っていて、秋冬に向けて店作りの方向性を示すことで、経営に力強さが出ると考えています。
どうしたいのか?
何を変えたいのか?
守りたいものは何なのか?
行動がエネルギーを呼ぶ!
納得できる答えを探すときが来たようです。
店は今月19日(土)から27日(日)までの間、きもので七五三の提案をさせていただきます。
お盆が明けて間もないこの時期に七五三を取り上げるのは早いと思われるかもしれませんが、新しくお子さんのきものを準備したいと考えた場合、揃えなくてはならない和装小物などもあり、今ぐらいから順番に揃えていくことをお勧めしています。
というのは、9月や10月になると全国で七五三用品を取り上げます。
それは作られた七五三用品が全国に散らばるということで、豊富な商品の中から選ぶということであれば、今ぐらいからアタックされると、納得できる品が手にできるのではないでしょうか。
そのような理由から七五三用品をお盆明けの8月に開催することとしたものです。
また、お客様のタンスに眠るお子さんのきものを七五三に使われる方が多くいらっしゃって、その場合、シミ抜きやカビ落とし、シワ取りが必要なるきものが少なくなく、お直しに時間がかかることもあって、店からの「七五三フェア」のメッセージが、お直しの呼びかけにも繋がると思って8月の開催を選択しました。
今日も「七五三フェア」の準備をしていましたが、店の情報が多くの人に届くといいのですが・・・。
【加賀友禅四つ身訪問着】

加賀友禅四つ身訪問着
この画像には3種類の七五三用品が写っています。
壁面の上段には三歳用の女の子の「被布コート」が写っていて、右端は五歳男子の加賀友禅黒紋付きがで、ピンク色の訪問着が四つ身(7・8歳用)の加賀友禅訪問着となります。
このピンク色の加賀友禅訪問着がとって綺麗に描かれてまして、さすが加賀友禅という表情に誰もが満足していただける仕上がりになっているかと思います。
加賀友禅四つ身訪問着を上手の描き上がる作家さんが少ないこともあって、県外の人が目にする機会は少ないかもしれませんね。
七・八歳用の大きさの訪問着となるので、この大きさを三歳の七五三に使おうと思うと無理があります。
着物に合う帯が必用で、他にも揃えなくてはならない和装小物がいろいろありますが、こちらの着物を七歳の女の子が着こなせたら間違いなく輝くことでしょう。
他にも加賀友禅訪問着を用意していますので、興味をお持ちでしたらいつでもご相談ください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







