2月23日は「ツツミ」というゴロ合わせから、風呂敷の日です。
今日はその日を前にして「心を包む」風呂敷について記事を書いてみようと思います。
まとめられるか不安ですが最後までお付き合い下さい。
ここにアップした写真は、正絹の小風呂敷き(45cm幅)の加賀友禅氏が描いた童模様と手作りの水引金封です。
今日はこの小風呂敷きの使い方につうてです。
3月の声が届く頃になり、春はすぐそこまで来ています。
学校や会社を去る人もいれば、新しい社会に飛び出そうとしている方も皆さんの身の回りにはいらっしゃるのではないでしょうか・・・・・
中には結婚式を控えている方も少なくないかもしれませんね。
そんな祝い事に、親戚として、又は知人や友人として、喜びの心を届けたいものです。
その気持ちを品物に変えてお届けすることもあれば、金封にお金を包んでお持ちになられたりしますが、そんな時に風呂敷を活用してみてはいかがでしょう・・・・・
私はその風呂敷の使い方を「心を包む風呂敷」と呼ぶようにしています。
そんな使われ方をする風呂敷を幾つか紹介させていただきます。
この風呂敷のサイズは風呂敷の中でも最も小さな45cm幅で、袱紗(ふくさ)として金封などを包むのにふさわしい風呂敷きです。
素材はシルクちりめんで、加賀友禅作家・二代「由水十久」(ゆうすいとく)さんの図案を風呂敷に染めたもので¥8,400品です。
このような小風呂敷きで、お祝いの気持ちを包んで、中身をお渡しになると素敵でしょうね~
お届けくださった人の品格のようなものを受け取った側は感じるのではないでしょうか・・・・・
以前の事でしたが、この童柄のシルク風呂敷を結婚式の記念品として木箱に入れ、お一人お一人のお名前を入れてお使いくださったお客様がいらっしゃいました。
このタイプの風呂敷は気の張った方への贈り物として利用される人もいて、気の利いた品だと喜んでいただいています。
お客様の中には、額に入れてお部屋のインテリアとしてお使いになられたりもします。
風呂敷にネームを入れるとこのようになります。
ネーム代は¥420
小風呂敷きを袱紗としての使い方を簡単に説明しましたが、華やかな模様だけに不祝儀にはふさわしくありません。
紫の無地の小風呂敷きでしたら冠婚葬祭のどちらにもお使いになれることを付け加えておきます。
模様が入った風呂敷は合理的でないと考える方もいらっしゃるでしょうが、華やかさを演出する心遣いが大切さと私は思うのですが・・・・・・
こちらは68cm幅の絞り柄の風呂敷で、¥15,750の品です。
この大きさになると、心ばかりのお菓子などを包まれるとよろしいのでは・・・・・
とことで、冒頭にアップした手作りの水引金封には、用途に合わせていろんな飾りを用意しています。
規制の金封でないだけに、多くのお客様に喜ばれています。
お値段は¥630の品が中心で、水引屋さんのオリジナル商品です。
この金封にも人の心の温もりがあり、受け取られた方は印象に残ると思いますよ・・・・・
最近の方は何でも面倒だと考え、お祝い事一つ取っても合理的に物事を済ませがちで、心を使うお付き合いの仕方が少なくなってきている事を寂しく感じています。
日本の文化である風呂敷には、昔の日本人の心が包まれています。
東京都がオリンピック誘致に提出した資料が風呂敷に包んであって感激しました。
風呂敷の使い方がエコ社会の中で見直されていますが、いつの時代でも、風呂敷は心を包むものであって欲しいと願う私です。
仮にその風呂敷がお弁当を包むものであっても、その包みの中には心を添えたいものですね・・・・・・・
解りにくい記事になりましたが、参考にしていただけると嬉しいです。