毎朝店に向う前に、“”今日はどんな絵を描くことが出来るだろう” と、仕事の下絵を思い浮かべ店に出るようにしています。
その日の朝店に立ったときに、お客様がお越しになるのをただ待つというよりかは、お客様の来店があったときに、娘達がお客様を引きつけられるディスプレーになっているだろうかとか、どのような情報をSNSで出したらいいかなど、考えて動くことを日課にしています。
毎日がその繰り返しで、全ての作業を終えたときに描いた絵を自己評価したりしていますが、いい絵を書くことができなくて一日が終ってしまうことが少なくありません。
そんな私が絵を描きたいと思っているのは「秋」の訪れで、連日の暑さにイメージが湧いてこなくてチョッピリストレスを溜めています。
秋に向けて準備を進めているつもりですが、何事にも準備が必用で早く京都の仕入先に出向いて鮮度の高い情報を集められたらと思ってますが、仕入先から秋冬物の商品に切り替わるだけの情報で、興味を惹く話題が少ないことに不満に思うところがあります。
「これって他人に押しつけた言い訳なんだよな~」
足りないことを探すよりも、出来ることを探すことが重要で、小さな秋を探してみることとしました。
【兎柄の小紋で月夜の着こなしをコーディネート】
その秋を着物でコーディネートしてみることに・・・
着物は当店が誂えた兎柄の小紋に合せた帯が墨色の“すくい織”に浮かび上がる柄をかぐや姫に見立てて組み合わせたものです。
何処が“秋なの”と言われそうですが、十五夜のは兎が付きもので、月夜にかぐや姫って物語としてあってもいいかと思って、訪れようとしている秋をイメージさせていただきました。
少し無理があったかもしれないが、秋の月夜にお召いただけたら素敵ではないでしょうか。
今年の十五夜は9月29日だそうで、その頃には涼しくなっているかと思いますが、どうか秋のきもの遊びを考えてみてください。
ところで8月も残すところ5日間となり、まだまだ頑張らなくてはなりませんが、ここのところの物価高騰は個人消費にも影響しているのではないかと考えています。
気象状況の変化もありますが、心して秋の店作りを真剣に考えないとなりませんが、次の一手が急がれているだけに心が騒ぎます。
さて、明日はどんな絵を描くことができるでしょう・・・。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。