今日は関東方面から電話での問い合わせが2件入り、メールで相談をいただいた方もいまして、9月頃から問い合わせが極端に減少していただけに、私にとって明るいニュースかと思っています。
ネット事情に詳しくない私の思い込みかもしれませんが、2、3日前からネット上で気に掛かる箇所が改善されていまして、その事と関係しているのかもしれません。
問い合わせをいただいた方のお一人は商品の注文で、もう一人は埼玉県からの相談で、展示会があったら知らせて欲しいとのご要望だったので、来年5月11日(土)・12日(日)の二日間、東京日本橋で展示会を予定していることをお話すると、是非案内を入れて欲しいとラブコールをいただきましてね~
数年前からこのブログをご覧いただいているみたいで、近ければ店に寄れるが、それが適わないこともあってお電話をくださったみたいです。
このような相談はあまりないもので、嬉しい気持をお伝えすると、そのお客様は「そう言っていただけてたら私も嬉しいです」と、明るい声で返事が返ってきましてね~
来年の東京日本橋の展示会にお邪魔したいことを話してくださいました。
お取引のない呉服店の展示会のお誘いって誰もが警戒するものですが、それとはまったく真逆だったもので、本当に嬉しかったです。
12月になってもスランプが改善されていなくて、これから雪に悩まされる時期とがかぶさるかと思うと、どうしても不安に支配されますが、今日の電話は、それを不安を掻き消し元気をいっぱいいただけたように重っいています。
ありがとうございました。
これから「あ・うん」も送らせていただきます。
さて、話題は替わって、面白い帯を手にしたので今日はその帯を紹介させていただきます。
その面白い帯の正体は業界用語で、「B反」というものです。
分かりやすく言えば検査に通らなかった商品”のことで、その帯が入荷したんですね~
【難物と判定されたすくい帯/所々に織り難有り】
その一つがこの画像にある白地のすくい織り名古屋帯で、所々に織り難があるとのことですが、私の目で確認するのですがその場所が分かりません。
検査が通らなくて難物と判定されたようです。
【猫の音楽会】
模様は猫ちゃんが楽器を手にして音楽会を開いている様子を帯にしたものです。
愛嬌があってとても可愛い柄だと思いません・・・。
小紋や紬の着物に合わせて楽しんでいただける名古屋帯で、すくい織りは裏側に糸が通っていないつづれ織りの技法に似て織られたもので、とても締めやすい帯といえるでしょう。
【腹の模様】
腹の模様になります。
気になるのがお値段で、通常価格の税込む価格は¥176,000となりますが、税込み¥77,000で店頭に出させていただきます。
とてもお値打ちなのでお勧めさせていただきます。
【難物として判定された袋帯/全体にシワ有り】
こちらのも難物と判定された袋帯になります。
その理由は「全体にシワがある」とのことですが、何処にシワがあるのって感じで、私には難物には見えませんでした。
【全通名物裂文袋帯】
帯の模様は全通の名物裂文となっていまして、金糸の模様が浮き上がっていて格調ある袋帯かと思っています。
付下げや訪問着、色無地などのフォーマル系に着物に文句なく合う袋帯で、格調ある小紋にも合せていただける帯と言えるでしょう。
「B反」という難物になってしまい、通常価格¥330,000の品が¥110,000(税込み価格)にて販売させていただきます。
他にも難物と判定されてしまった帯がありますが、中でもこの2点がクオリティが高い感じがしたので、ここに紹介させていただきました。
どうか参考にされてください。
そでは、今日はこれにて閉店とさせていただきます。
お休みなさい。