「草履のお手入れ方」と草履の大きさと高さにについて店主が語るブログ

草履にもサイズがある/かがと4㎝の本革草履 ぞうり草履/げた下駄

今年も残り3日となりました。ここまで来るとお客様はご自宅の用事に追われているのか、来客は少なくなりますね~

 

私が呉服店に勤めた始めた年の瀬と言ったら、半衿、羽織紐、足袋が飛びように売れていて、仕入先がお正月休みに入る前に、足袋を箱買いで対応していたことを思い出します。

半世紀近く前のことで、雪も今と変らず降っていたことを思うと、お正月に着物を着るというのは日本人の文化だったのかもしれません。

 

それが今では初詣に行っても、着物を着ている人は両手の指の数にも満たない人数で、きものは何処に行ってしまったのかと思わされます。

 

二度とあの時代の賑わいに戻ることはないのかもしれないが、残された呉服店として着物文化を伝えていくという役割を与えられているのでしょう。

 

きものを知らない日本人が増えているだけにその役割は重く、これからの店の活動が問われる時代になりました。

 

この課題も含めて、今年を総括し、来年の目標を掲げる時が来たようです。

年内に纏めることが出来ればと思ってますが、今日は草履の話題を取り上げとてみることとします。

 

草履や下駄といえば、地域に下駄屋さんがありまして、昔は専門店として頑張っていましたが、その面影は時代の変化の中で姿を消していって、この地域に一軒も残っていません。

 

そのようなことから「街の草履屋さん」的な位置づけで草履や下駄関係にも力を注いでまいりましたが、今年度は草履の価格が何度も値上がりをして提案しにくい一年でした。

 

とはいえ春先は入卒とブライダルシーズンが重なって草履が動くことから、新しい草履を品揃えさせていただきました。

 

 

 

【新作/フォーマル用の草履】

 

 

 

かがとが5㎝高さがあるフォーマル系の草履

かかとが5㎝高さがあるフォーマル系の本革草履

 

その一つがこちらの画像にある草履のかかとの高さが5㎝あるフォーマル系の本革草履となります。

鼻緒はモダンな模様の刺繍鼻緒ですげていまして、店では評判のいいタイプの草履と言えるでしょう。

 

 

 

【ゴージャスな刺繍鼻緒の草履】

 

 

 

ゴージャスな刺繍鼻緒ですげた草履/かがとの高さ4㎝

ゴージャスな刺繍鼻緒ですげた草履/かかとの高さ4㎝

 

一方で、こちらはゴージャスな刺繍鼻緒ですげた高さ4㎝の草履となりますが、これまでに無かった新しいタイプの草履になります。

 

 

【草履のかかとの高さ】

 

 

 

草履のかかとの高さの違い

草履のかかとの高さの違い

このようにして、かかとを並べると高さの違いが分かるかと思いますが、訪問着に合せたいと言って比較的若い年代層の方はかかとの高い草履を選ばれる方が多いです。

 

草履台が高いと華やかさが増す感じがするからかもしれないが、割高となりますが人気があります。

 

なので草履を選ぶ際にはかかとの高さにも気を配って見てください。

 

 

【草履には大きさのサイズがある】

 

 

 

草履にもサイズがある/かがと4㎝の本革草履

草履にもサイズがある/かかと4㎝の本革草履

こちらの画像は草履台に大きさを写真に収めたものです。

左から【S寸】【M寸】【L寸】の順に並んでいますが、

【S寸】は足のサイズが22㎝~22.5㎝

【M寸】は23㎝~24㎝

【L寸】は24㎝~24.5㎝

 

草履メーカーによって作りが違うことがあるので、これを一つの目安として選ばれると履きやすいかと思います。

最近足のサイズが25㎝という女性が増えている感じがしていまし「草履のお手入れ方」と草履の大きさと高さにについて店主が語るブログて、25㎝なると【2L】になるだけに、対応しているメーカーが少なくてご不便をお掛けすることがあるかと思います。

 

当店では【2L】の草履台にも対応をしていますが、形が限られることを承知してください。

 

そして足のサイズが22㎝~22.5㎝の方が【M寸】の草履を履いている方が少なくない感じがしますが、見た目にも草履が一回り大きく見えるので、【S寸】の草履を準備されることをお勧めします。

 

草履を選び場合は、一度履いてみてその履き心地を確かめることが肝心です。

【L寸】と表示がしてあっても、鼻緒がキツくて足の痛みが来る場合もありますし、【M寸】だと思って履いてみたら、草履台のかかとの部分が余っていて、【S寸】であることに始めて気づくこともあるので、履いて確認されてみてください。

 

草履の相談の最も多いのは、草履台や鼻緒にヒビが入って履けなくなったとか、草履の底が剥がれて直して欲しいとの相談ですが、どちらも修理はできません。

 

劣化していることが考えられますが、湿気が草履を傷める要因となることが考えられるので、履き終わった後の始末をお伝えしておきます。

 

 

【草履のお手入れ法】

 

 

 

草履を履き終えたなら底の湿気を取り除いてから片付ける

草履を履き終えたなら底の湿気を取り除いてから片付ける

 

この画像は防寒草履の底に割り箸を「ニ」の字のようにして置いて、その上に草履を載せると、床から草履台が浮き上がります。

その浮かした状態で、草履を乾かし、湿気を取ってから片付けると草履が長持ちするので試してみてください。

 

草履のことについて走り書きのようにして書いたので読みにくい点があるかと思っています。

分かりにくい点があれば、いつでもお尋ねください。

分かる範囲でお応えさせていただきます。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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