東京で単独の展示会が開けるなんて夢物語のようです・黒地竹籠バッグと桐下駄

黒地の竹籠バッグに桐下駄 店主のひとりごと

【店主の呟き】

 

東京での展示会に向けて、本日、店から荷物が出て行きました。

商品が出て行ったことで、心がスッキリして、後は“やるしかない!”という気持になります。

 

なので店内は要の商品が抜けてしまっていて、その状況をつくろうかのように浴衣で埋められています。

まるでゆかた祭をしているかのようです。

 

荷物が戻ってくるまでこれで続けるしかありません。

 

今は東京展のことしか考えられなくなっていますが、田舎町の小さな家業店が、どうして東京で展示会をしょうと思ったかを記事にしてみました。

 

不器用な自分が50の手習いといいますか、販路を広げたくて地元の鶴来商工会の職員に勧められて、ブログを始めたことがこの仕事を大きく変える切っ掛けとなりました。

 

というもは、販路を広げるにはネットしかないと思うところがありまして、そのことを信じて勧めていただいたブログを一日も欠かだすに記事を書いていると、2年後ぐらい経っ頃に、県外の人から和雑貨の注文をいただくこととなりましてね~

 

確か2千円台の商品だったと思いますが、その初めての体験に、言葉で言い尽くせない喜びと可能性を感じた瞬間でもあり、舞い上がりましてね~

 

たかが2千円のことでしたが、ネットを上手く生かしきれたなら、こんな自分でも大きなビジネスチャンスが訪れるかもしれないと、大喜びしたことを鮮明に覚えています。

 

それまでネットに対する考え方が半信半疑だったものが、小さな“うねり”を起すことが出来るかもしれないと思い始めるようになり、ネットへの向き合い方も前向きになりはじめると、少しずつですが潮目が変わり始めましてね~

 

きもの相談が入るようになり、とりわけ関東方面の方からの相談が多いことに、「どうして!」と、思うところがありました。

ネットからのお客様の声を聞いてみると、「私の店が取り上げるようなお洒落なきものや帯が東京には少ない」という声を多く聞くようになり、私としては不思議でなりませんでした。

 

そして、そのような出会いが増え始めると、ある時、東京の仕入れ先から、東京で開催される展示会に参加してみないかとの誘いがありましてね~

自分としても、これまで積み上げてきたことを東京でためしてみたいという欲もあって、今から13年前の9月のことです。

 

銀座で開催される消費者会に始めて参加してみると、ここに多くのお客様が来てくれたんですね~

ブログからの呼びかけでしたが、ビックリさせられました。

 

その時は長女が同行してくれたのですが、東京で展示会に参加することも、銀座で仕事をさせていただくことも初めてで、田舎者であることに“ひけ目を”感じていたのか、緊張しまくりで、自分自身を出し切れずに展示会が終ってしまいました。

 

そこでの収穫はネットを通して初めて挨拶を交わした人が予想していた以上に多くいたことです。

その時のお客様が、今もお取引をさせていただいていただいている方が数人いらっしゃって、とても嬉しく思っている次第です。

 

そこから13年の月日が過ぎましたが、自分がセレクトした商品を、それも単独で展示会を東京で開くなんて、ブログを始めた頃のことを思うと、夢物語を演じているかのようで、自分でも信じられないことをしていることに気づかされます。

 

「信じる力」「諦めない心」があったからだと思いますが、なによりもこんな自分でも頼ってくださるお客様がいてくれたことが、大きな力になっていて、それがパワーに背中を押してもらっているこかもしれません。

 

それが日本橋での展示会へと変わって行ったのでしょう。

 

どんな結果が待っているのかを考えないようにして、次女と共に11日(土).12日(日)の二日間、お客様と交流を深める場になるようベストを尽くしてみたいと思っています。

 

どうか気軽に遊びにいらしてみてください。

会場でお待ちしております。

 

 

【おしゃれな籠バッグと桐下駄】

 

 

黒地の竹籠バッグに桐下駄

黒地の竹籠バッグに桐下駄

 

今日は新しく用意した黒地竹籠バッグと桐下駄の鼻緒がお揃いとして作られた新商品で、ここにアップさせていただきました。

 

浴衣シーズン前におしゃれな浴衣とコーディネートさせていただいた画像をアップさせていただきたいと思っています。

 

それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

きものふくしまへのお問い合わせ

お客様のお見立て相談

きものふくしまオンラインショップ
着物のお悩みなどお気軽にお問い合わせ下さい。TEL.076-272-2940
無料ご相談はコチラ
タイトルとURLをコピーしました