別注で誂えた2L寸の三味形白木桐下駄が届く・成人式前のコーディネート相談

桐下駄で2Lの下駄を誂える ぞうり草履/げた下駄

夕方に来年の成人式にお召になる振袖に合わせて髪飾りを準備したいと、娘さんが相談に来ていましてね~

その見立てをさせていただいていた時に、振袖コーディネートに欠かせない、“重ね衿”や“帯〆帯揚げ”の準備がなされていないことが分かり、その娘さんに、

「かんざしよりも先に帯〆帯揚げを先に準備するものよ・・・!」

すると彼女は、

「30分か1時間後に着物を持って来ます」と告げ、約束通り、振袖と帯を持って来店してくださいました。

 

 

 

ウィンドーをスッキリとさせました

ウィンドーをスッキリとさせました

 

振袖は赤系に古典柄の振袖で、ママ振りになるのかな~

一緒に持ってきた帯〆帯揚げは振袖に合わせた品に見えなかったので、

「この振袖と袋帯に合わせて帯〆帯揚げなどをコーディネートさせていただいてもいいですが」と、振ると、

「お願いします!」との声をいただけたので、本人の前で合わせてみることに・・・。

 

コーディネートをさせていただきながら少し世間話をさせていただきました。

 

「このような見立てには必ずと言って、おかあさんやお婆ちゃんが一緒に来ていて、成人式前の本人が、1人で着こなし相談に来ることってほとんどなくて、貴女 えらいね~・・・」

 

古典柄振袖にどのような種類の小物を使うのか。お値段の違いが何処にあるのかも丁寧に説明をさせていただいて、正統派の合わせ方をさせていただくことをお話してから、解説付でお見立てをさせていただくと、振袖の表情が都会的なセンスの着こなしに化学変化しましてね~

 

それまで緊張していた顔に笑顔が浮かんだのです。

娘さんに、合計するかなりの金額になるが、それでも大丈夫!

 

その金額を目にして驚いていましたが、そこで初めて、このコーディネートを写真に撮ってお母さんと相談したいと言葉を返してくれたんですね~

 

数日間、お取り置きさせていただくつもりでいますが、気持のいい接客をさせていただくことができました。

 

社会人となって仕事をしていることも話されていましたが、着物という難しい世界をお母さんに頼らずに呉服店さんを覗くなんて立派な娘さんです。

感心しました。

 

ベストを尽くして娘さんの力になれるようサポートさせていただきたいと思った出会いでした。

 

話題は替わりますが、七夕の日が過ぎて、これから9月の中旬頃まで浴衣で夏の風情に触れることができる季節が訪れます。

浴衣はかしこまった着物とは違って、気楽に着ていただけるので、夏まつりや花火大会などのイベントや、家族が集まるお盆などに、浴衣を着て日本特有の風情に触れていただけたらと思います。

 

店はそのような人達に満足していただける品揃えをしているつもりですが、何処にも置いてない規格外の商品をお探しの方もいまして、相談を持ちかけられたときは、なんと出来ないかと思うものです。

 

多くの場合、“出来ない”とか“作れない”との返事が返ってくるのですが、今回のお客様の相談は対応が違いました。

新しく今年取引を始めた会津桐のメーカーさんがいまして、長方形の三味形の白木台をベースにした2Lサイズの下駄がないかと相談してみると、コストが高く付くが新たに型を作って三味形の白木台を作るしかないとの答えをいただきましてね~

 

長く草履や下駄を取り扱っていますが、2L寸が作れるというお話しをいただいたことがなく、お客様が困っていたこともあり誂えていただくことに・・・。

 

お客様に足のサイズは25.5~26㎝です。

その注文を受けてくださり、誂えた下駄が本日店に届きました。

 

 

【お客様からいただいた2Lサイズの桐下駄】

 

 

桐下駄で2Lの下駄を誂える

桐下駄で2Lの下駄を誂える

 

それが画像の右側の下駄になります。

左側は円形のフリーサイズの桐下駄となるものですが、こうして並べてみると明らかに大きさの違いが見て取れるかと思います。

 

時間を要しましたが、こうして新しく作っていただけることが分かりました、

お客様に明日連絡を入れたいと思っていますが、喜んでいただけるでしょうか。

 

今日の記事は下手な作文となってしまいました。

上手く書けなくてゴメンナサイ。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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