◆
まずはこの写真から・・・
このアートな感じが心に響いたので、最初の一枚になりましたが、ここは金沢市主計町(かずえまち)にある「菊乃や」さんという、宿泊も可能な木造2階建ての町屋です。
そこの玄関になりますが、白い壁は昔ながらの漆喰(しっくい)じゃないかな~
静かさと日本の奥深さの余韻を感じながら、今日の投稿です。
昨年のこの時期に、店が主催して「女達の忘年会」を企画していましてね~
よりによって、その日に寒波が訪れ、吹雪と積雪に大変なおもうをして、お客様と御食事会をしたことを昨日のことのように記憶しています。
あれから一年。
今年と言いますか、年が明けてから 着物で遊べる機会を設けることができたらと、漠然と考えていた時に、突如 浮上して来たのが「菊乃や」さん町屋造りの存在でした。
ここにお勤めの方がお客様で、店に遊びのこられたことがご縁で、今日の午前中に中を拝見させてもら話になったんですね~
運のいいことに、晴天に恵まれ観光気分でその周辺も散策してきたので、まずはその写真を紹介させていただきます。
県外の方は、観光に来たような気分でご覧ください。
金沢市主計町(かずえまち)は東山茶屋街から徒歩で数分の隣の町で、浅野川沿いに位置した昔ながらのたたずまいは哀愁を誘います。
この街並みが古き金沢の風情を今でも守っている一画ではないでしょうか・・・
観光スポットの一つになっているようです。
浅野川沿いから一本中に入った所に「菊乃や」さんがあります。
玄関を開けてみましょ・・・
お客様のお宅にお伺いした気楽さと、歴史の香のようなものを感じます。
背中側が冒頭の写真になりますが感じいでしょ・・・。
中に入ると真っ先に目に入ったのが、
二階へと繋がる階段に置いてあった黒電話。
このレトロ感が眠っていた昔の生活を呼び起こします。
一階には茶室もあるんだ・・・。
この屋敷の持ち主である ㈱町屋金沢の社長さんからお話を聞かせて頂くことに・・・。
建ち物は江戸末期のもので、2年近くかけて直されたそうです。
一軒家の宿泊施設として、又は会合やイベント事などに利用していただいているとのことでした。
特に海外からの観光客が日本の生活を楽しむ宿としてご利用なさる方が多いそうです。
食事などは近所の料理屋さんから取ることもできれば、有名なお寿司屋さんを呼んで、ここで握ることもできるそうで、皆がこの空間を楽しんでいる話を聞かせていただきました。
他にも芸子さんを呼んで踊ることも可能で、相談していただければ何でも力をお貸ししますよ・・・。
ざっくばらんな提案に私の血が騒いでいました。
心の中で決めました。
「菊乃や」さんを風情を使って、考えてみようと思います。
せっかくなので2階もご紹介しておきます。
階段を上るとこの視界です。
とにかく、この「菊乃や」には忘れかけた日本が秘められているみたいです。
着物で何が出来るのか・・・考えるだけでもワクワクするロケーションに満足する私でした。
そして、この周辺を散策してみると・・・。
「菊乃や」さんの後ろに故クリフトン・カーフさんのギャラリーがあるではありませんか・・・
これには驚きました。
このような日本の風情を版画や墨絵にして表現されていたアメリカ人で、随分前に妻が習っていたお茶会でお会いしたことのある男性です。
今年の10月にアトリエをギャラリーとしてオープンしたばかりだというから旬な話です。
ショップの天井には、このような絵がぎっしり・・・
写真を撮ってもかまわないとのことだったので、アップさせていただきました。
灯台下暗し(とうだいもとくらし)ということわざがありますが、石川県に移り住んで30年以上経ちますが、主計町のことは何も知りませんでした。
街並みの風情を肌で感じ取り意味でも、きもの遊びは明るい日中にしたいと考えながら東山茶屋街の周辺も歩いてきた私でした。
お天気も良かったこともあって、今日一日、金沢観光ディだったかもしれません。
長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。
そして、貴重な時間を私のために時間を作ってくださった町屋金沢の社長さん、並びにお口添えをしてくださったO様、お世話になりましてありがとうございました。
ということで今日は観光ガイドになってしまいました。
それでは皆さん・・・
少し早いですがお休みなさい。