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先日の銀座での展示会には、都会の雰囲気を味わいたいといって長女も同行した訳ですが、娘がいてくれたお蔭で随分助かりました。
一つには慣れない土地の道案内人であったり、会場ではお客様の接客などもしてくれまして、とても心強かったですね~
そんな娘とホテルでの朝食の時でした。
初日はあまり良い結果が出なくて少し元気を失っていた私に、
「ホテルの部屋に相田みつを美術館の招待券があったの見た・・・。今日まで特集をしているみたいだから一緒にいってみる・・・。」
日曜日のお客様の来展予定は午後に集中していて、午前中は誰も予定が入っていませんでした。
会場で他のお客様を見ていても落ち込むだけだし、気持ちを切り替えるためにもいいかもしれないな~
それに地下鉄でひと駅と近い事もあって、娘の提案を呑むことにしたのです。
相田みつをさんの本は何冊か持っていて、時間つぶしになればと軽い気持ちで向かったのでしたが、美術館に行ってみると、館内には心が震えるような熱いパワーと優しさが渦巻いていて、愚かな自分に気付かされることとなったのでした。
この道という詩は売店で買い求めたポストカードです。
言葉一つ一つが心の奥深く入り込み、枯れそうになっていた心を潤すものでした。
それは喉がかわききって、水を探し回っていた時に見つけた湧水のよなもので、体内の細胞が動き始める時でもありました。
そうなんだ~
そうだそうだ・・・
その気持ち解るな~
大切なことを忘れていたかも・・・
書の前に立ち止まっては一つ一つ文字を拾い、自分に言い聞かせていたのです。
何を思ってこの銀座に来たのだろう~
そのことを振り返る時間だったのかもしれません。
純粋な心を取り戻せてた私は、いつしか心がポカポカになっていました。
娘に誘ってもらってよかったです。
そして急いで展示会場へ・・・
東京駅で切符を買い求め、娘と別れようとしていたその時でした。
担当者からお客様がお越しになられましたとの電話が入り、急いで展示会場に向かうと、ブログの案内を見てお越しになられたお客様がそこにいらしていたのです。
心を清めて来たからでしょうか、その時を境にお客様との歯車が噛み合い始め、次なるステップを確認することができるようになったではありませんか・・・
微妙な感覚なのかもしれないが、何かが変わり始めたことだけは確かでした。
ある意味で今回の功労者は娘だったのかもしれません。
感謝しています。
売店で買い求めた日めくりカレンダー
私の目の前に下げられました。
ポストカード道は、額に入れ、自宅のテレビ横のスパーカーの上に立て掛け、子供達に見てもらいたいと思っています。
ところで、今晩は仲秋の名月の日。
今年は月がハッキリ見えて誠に美しい夜空ですが、もう少し涼しければもっと最高なのに・・・
連日続く暑さに飽き飽きしているところです。
いつもならお月見茶会で秋の風情を楽しんでいる時なんですが、今年は先生が体調を崩され、開かれることがありませんでした。
大変お世話になっている先生でもあり、良き理解者でもあります。
それだけに、その後が気になるところです。
こうして、一つ一つが私の都合など考えることなく時間が過ぎて行きます。
次は10月の神無月展です。(10月21日(金)~24日(月))
わたもや自分との格闘か・・・辛いな~
今日はこの辺りで閉じたいと思います。
疲れました。
それではお休みなさい。