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12月29日となれば、ほとんどの会社がお正月休みに入ったように思いますが、私の店はこれからです。
何故か勢い付いていますが、店内のディスプレーもほぼ終了し、後は私達が作業する奥の部屋と事務所の整理と掃除を残すだけとなりました。
店の営業は31日午前中まで・・・。
家のことを娘にまかし仕事ばかりしている自分、後ろ髪を引かれています。
そして、初売りは1月4日からとなり、そのテーマは「黒留袖展」。
主に手仕事の商品を地域の皆さんのご覧いただきたいと考えていますが、今日は品揃えをしてた商品の中から私のお気に入りを紹介してみます。
鶴が一羽・・・
真っ直ぐ流水の中で立っています。
この存在感が素晴らしい。
金の手刺繍と頭の赤い部分のサガラ刺繍。
実に見事です。
後ろの部分は金で描かれた松竹梅。
鶴がその松竹梅の方向を向いています。
多くを語る柄ではないのに、シンプルに喜びを伝える模様です。
その主役はなんといっても鶴・・・
ガチガチのフォーマルの着物なのに、このおしゃれ感は手仕事だから成せる技だと思います。
私の心を捉えて離しません。
皆さんはこの模様にどんな感想をお持ちでしょうか。
ここまでこだわれる職人技に乾杯です。
話しは変わりまして、閉店後にお正月のお花を生けたいと思って、お茶花の先生宅にお邪魔し花を分けてもらいました。
そこまでで留めておけば良かったのに、先生の言葉に甘え花器までお借りしたのですが、その後に私の不注意からとんでもない事が起きて心がブルーになっています。
何はあったかと言いますと、お預かりした花器を車に乗る前に落とし、破損させてしまいましてね~
取り返しの出来ない事をしてしまいました。
即座に謝りに行くと、先生は「気にしないでいいよ・・・」なんて寛大な心で受け入れてくださいましたが私の気が済みません。
どうしたものでしょう・・・
随分落ち込んでおります。
困ったな~
どうしょう・・・
考えても元に戻せない。
どうしょう・・・
限りなく落ち込んでおります。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま








コメント
春に姉の結婚式があり、留袖を探していてこちらのブログを拝見しました。とても素敵な留袖ですね。探してみるとなかなかこれと思うものはないので…。住まいが近ければ実物を見てみたい!と思いました。(横浜在住なので…)
とても素敵な留袖ですね!住まいが近かったら是非実物を見てみたいです。