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日に日に暑くなってまいりましたが、これから私たち着物専門店は旬なお洒落提案だけでなく、暑さ対策の提案も同時に求められる時期に入りました。
そこで暑さ対策として、昨年ネットから驚くほどの注文をいただいた和装の小物を紹介したいと思います。
それがこちらの「高島クレープ半襦袢スリップ」です。
ようやく店に届いたもので、一日でも早くお知らせがしたくて記事にしました。
昨年、この和装肌着を初めて取り上げたのですが、予想以上にご注文をいただくこととなり、納めることができなくてお断りした経緯があります。
この商品をすでにご存知の方も多いかと思いますが、しばらくの間お付き合いください。
何が人気を得たかというと、夏素材の代名詞ともいえる琵琶湖育ちの高島クレープを使っているところがポイントの一つだと思いますが、もっとも大きな特徴は、夏の長襦袢と肌着が合体した商品であることです。
衿が付いていて、その衿には絽の半衿(ポリエステル地)が取り付けてあります。
この衿があることで長襦袢の役割を果たしてくれる訳で、掛け合わせのワンピースタイプ。
写真のように、取り付けてある紐で掛け合わせた生地がずれないように固定することができます。
一つだけ長襦袢から肌着の機能になっているところが、この筒袖に仕立てられた箇所で、袖丈とか裄を合わせることができません。
単に汗を取るやめの袖の作りとなっています。
勿論、身頃も袖も同じ素材の高島クレープ(綿100%)であるところが、暑さ対策の機能性を高めているといえるでしょう・・・。
当然のことながら綿素材でもあり、お洗濯がすこぶる簡単なことが使用される方には大きなメリットになることでしょう。
浴衣とか気軽に着れるお出かけ着、またはお稽古着などに合わせていただけると よろしいかと考えています。
サイズはM寸とL寸の二サイズ。
M寸・・・身丈120㎝ すそ回り135㎝
L寸・・・身丈135㎝ すそ回り145㎝
お値段がリーズナブルのも本音の部分の大きな特徴です。
共に昨年同様¥3,990にて本日店頭に出しました。
今年も数量限定で作ったと仕入れ先の担当者は話していました。
お勧めしたい品でもあるり、まだお持ちでない方は是非ご相談ください。
話は変わりますが、先日テレビ番組で「終活」(しゅうかつ)というものが話題になっていることを初めて知りました。
皆さんはこの「終活」というものをご存知でしたか?
人生の終わりを考えた活動とでも言うのでしょうか、終活ノートらしきものが本屋さんに並んでいて、その関係の本が売れているとか・・・
自分が病気になった時や死んだ時に、して欲しいことを書き記すノートみたいで、その書き方を教えてくれる人もいらっしゃるとか・・・
他にも命のゴールに向けての活動が、一つのビジネスになろうとしている社会。
家庭や仕事のことばかり考えている私には、いずれ死を見つめなくてはならない年齢になるのかと思うと寂しくなります。
世の中の流れ、生と死の価値観、家族の絆、いろんな意味で考えさせられる番組でした。
ということで、今日の記事を終わりたいと思います。
では・・・お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







