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寒さが増して来たことで気にかかることがことが一つありましてね~
それは体力が衰えた母のことです。
今月20日が母の誕生日で、何かプレゼントをしたいと思いながらも、なかなか会いに行くことが出来ません。
風邪をひいていないだろうか、そんな些細なことが気になり思い切って店を休むことにしました。
そして、寒さをしのげる羽織りものと靴下を手にして母のもとへ・・・
ちょうどその時、上に羽織るものを探していた時で私のプレゼントにとても喜んでくれましてね~
「ありがとう」を何度も口にする母。
何もしてあげられないのに、ささやかなプレゼントを何度も手にしていた母の姿が印象的でした。
その母も誕生日が来ると84歳になります。
視力も衰え、耳も遠くなり、日常会話にも力が要ります。
私に尋ねることはいつも一緒で、「ご飯の支度は誰がしているの?」・「子供たちは元気にしているか?」・「仕事は順調か?」
私たちの生活が気になるようです。
限られた世界で生活する母の気持ちを理解することはできませんが、残された人生に私の心を届ける事ができたかと思うと、少しだけ安心しました。
いずれ私も母のような老人になるのでしょうね・・・。
母との時間を過ごした後は、福井の実家近くで買い物です。
妻がいた頃は二人で洋服を見て歩いたものですが今では一人。
これも久しぶりのことで、妻に変わって店のスタッフに意見を求める私。
買ってしまいました。
雨上がりの帰り道、空に延びる虹が何かを繋いでいるかのように小さな幸せを感じた夕暮れ時。
今の生活に感謝しないといけませんね。
気ぜわしい生活から離れ、育った街で過ごした休日でした。