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秋が来たのに、この3連休はお客様も少なくて拍子抜けしてしまいました。
気温が高かったこともあるのかもしれませんが、生活に密着していない着物事情が背景にあるのかと思うと気が重くなります。
これが現実だと思って、焦らずに開拓の道を探さねばなりません。
気が遠くなりますが、信じる道に目を向け、楽しい仕事ができるように努めたいと思います。
それでは投稿です。
色無地をコーディネートしてみたのでご覧ください。
まずは西陣織の九寸名古屋帯で、一般的なコーディネートをしてみました。
無地は格子柄の地紋が入り、帯は古典的な笹蔓(ささづる)の文様で、草履の鼻緒は七宝柄。
まるで茶席の装いみたいになりましたが、品格を兼ね備え、季節を問う模様も入っていないことから、安心してお召しいただけるのではないでしょうか?
帯〆帯揚げもあっさりした色合いで合わせてみました。
無地を袷仕立てにすれば、これから半年近く、いろんな場でお召しになれることでしょう・・・
それでは、帯を変えて趣味性を高めてみたいと思います。
先程の無地に季節を感じさせる糸菊の染め帯でコーディネートすると、大人っぽい装いになります。
観劇や会食などの街着として活用していただけることでしょう。
このように一枚の色無地が、合わせる帯で雰囲気が変わることがお判りいただけたのではないでしょうか?
これも色無地だから成せる技です。
言葉が足りず映像にも不満がありますが、どうか参考にしてみてください。
レジャー気分も終わったことで、明日から普通の秋に戻ることでしょう。
今月も残すところ一週間しかありませんが、「これから・今から」の気持ちで仕事に向き合いたいと思います。
それでは今日はこれにて
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







