文箱紋(ふばこもん)の訪問着・そして加賀友禅作家さんの現状

 強風が舞う一日でしたが、遊びに来てくださるお客様も多くて気ぜわしい日だったかもしれません。

 

いろんなことがありましたが、無理をしないで関わりを持てる馴染みのお客様って有難いですね~

これが店の持ち味なのに、しばらく忘れていたような気がして、いつもの自分を取り戻した気が致します。

 

それでも毎日が店と自宅の往復で、展示会中は一歩も外に出れないこともあって、ストレスが溜まるんだよな~

 

この会が終わればお客様との顔見世ツアーが控えています。

どこかで気分転換を図らなくてはいけないのですが、年末に近づいてきたこともあり、もうしばらく辛抱かと思っているところです。

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今回のセールにはお値打ち品が多く揃っています。

こちらの映像にある文箱(ふばこ)紋が入った訪問着もその中の一つです。

 

新年の装いとして揃えたもので、習い事をされる方にお勧めしたくてここに登場させてみました。

 

 

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映像に影が出てしまいましたが、末広紋や松の柄なども入って、正統派の古典柄訪問着になります。
 
 
豪華だと思いませんか?
 
お値段も驚くほどにリーズナブルであることから紹介してみました。
 
 
是非参考にしてください。
15万円までの着物や帯の会は27日水曜日までです。
 

 
現在、加賀友禅の作家さんは県内に200人以上いらっしゃいますが、長年この仕事をしていると交流が深くなることも少なくなくありません。
 
 
その中のお一人が、店に用事があって遊びに来ていましてね~
 
 
店のお客様にもその方のファンがいる中堅の作家さんですが、近況をお尋ねすると、仕事が少なくてアルバイトを探しているというのです。
 
それも、知り合いの作家さんも同じ境遇に置かれているというから厳しい状況が伺えます。
 
 
これは加賀友禅業界だけでなく、ありとあわゆる着物産業に関わる人たちの現状です。
 
 
価格競争が作り手の利益を奪い、着物離れが価格競争を生み出す関係があり、いつまでも続くようだと、廃業される方が増えるのではないでしょうか・・・
 
 
その作家さんは専門店さんがもっと売ってくれないと、仕事がこないので、もっと頑張って欲しいと話しを結んでいましたが、確かに私たちの責任です。
 
 
根の深い問題を突きつけられましたが、淘汰されるまで必死に頑張るしか道がないのでしょうか?
 
考えさせられました。

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