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今日は春を意識してフォーマルの着物をコーディネートしたいと思います。
ここで紹介するのは加賀染の訪問着。
入学式にお母さんがお召しになる着物ということで30代をイメージしてみました。
訪問着の模様は桜で、紫色の裾(すそ)ボカシとのハーモニーが大人の春を感じさせてくれます。
お子様を学校に預ける立場でもあるので、ここは優しく上品にまとめたいものです。
袋帯が青葉の色が入った箔引きの袋帯で清潔な感じを・・・
帯締めにはほんのりピンクの色を入れ、重ね衿は明るい紫を・・
どうでしょう、
とても素敵な雰囲気にまとまったと思いませんか。
春風にうたれ、折り目が入った少し大きめの制服姿のお子さんにお母さんが着物で寄り添う。
お父さんは、その関係をカメラに納める。
そこには幸せな家族の姿があり、いつもと違うおかあさんがいる。
少し脇道にそれましたが、春の香がする着物っていいでしょ・・・
それにおしゃれでしょ・・・
訪問着なので着物の裏地になる八掛(はっかけ)にも友禅で模様が加えてあります。
加賀友禅は私の地域であえる石川県で染められていて、リーズナブルな価格で手にすることができます。
この訪問着と袋帯の2点で50万円代という価格で、目からウロコという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
参考にしてください。
今日は優しい色合いの訪問着をアップしてみましたが、デジカメで「はんなり」とした淡い色合いを正確にカメラの納めることがとても難しくてね~・・・
アップするまでに随分時間がかかります。
簡単に着物の写真が撮れるみたいに思っている方が少なくないみたいで、気持ちにゆとりが無いと写真をアップする気持ちになりません。
振り返ると、これまでに随分写真を撮って来たものだな~と感心させられています。
そう思うと、私は偉いのかも・・・
そして、今日も投稿を終らせるところまで たどり着くことができました。
これで今日が終ります。
一日に感謝しないと・・・
でも、チョッと疲れたな・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







