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今日はおしゃれな着物を考えてみたので、それを紹介してみたいと思います。
白っぽい格子柄の絽小紋にブラウン系の金魚柄の帯を合わせ、カゴの手提げバッグでカジュアルディ-の着こなしです。
あまり目にしないコーディネートだけにおしゃれを楽しめと思います。
腹はこのような感じでコーディネートしてみましたが、ワクワクした感情がこみあげて来ませんか?
あまり主張しない着物に季節の帯で古い街並みをブラリ・・・
乙な着物の楽しみ方です。
こちらの帯は以前にも紹介したことがありますが、刺繍で金魚を描いた帯なんですよ。
あわせたカゴバックがレトロな感じがしていいでしょ・・・
山ぶどうのツルで編まれた品で、取り付けられた墨色の生地も紐も絹を使い高級感のあるものです。
カゴ大きさは、幅37㎝×高さが24㎝・そしてマチは12㎝で、お値段は59,400円の品になります。
言葉が足りていませんが、楽しんでいただけたでしょうか?
今日はお客様の出入りが多くてね~
閉店時間も遅くなりましたが、あるお客様の着物相談で嬉しいことがあったもので、少し触れてみたいと思います。
以前に私の店を覗いたことのある40代の女性からの相談です。
ご挨拶を終えると、いきなり、「羽織を作るといくらぐらいするものですか?」と尋ねられ、使う用途や合わせる着物など聞かせていただいてから、アバウトな金額を申し上げると、或るお店で勧められるままに羽織を求めてきたことを打ち明けられましてね~
その羽織が高額で、見立ててもらった品も着物に合わない気がして、帰り道、私の店を思い出して寄ってみたというのです。
おそらく私が申し上げた金額と大きな開きがあったからかもしれませんが、お話しを聞かせていただくと、60万円の品を半額し、お仕立てや裏地、おしゃれな羽織紐もサービスするとのことだったとか・・・
そこには染められた作家さんもいたそうで、納得ができないままにローンを書いてきたというから驚きです。
お客様はそのことを後悔していたご様子で、お店によって販売の仕方が違うので、なんとも申し上げにくいところがありましたが、私の常識とはかけ離れた販売方法に、同業として恥ずかしく思うところがありました。
私の話しに納得されたのか、クーリングオフされるそうです。
そして、私に見立てをして欲しいと言ってお帰りになられましたが、これって、営業妨害になるのかな~
このようなケースで、着物初心者が着物から離れて行くことが多いだけに、行き過ぎた販売方法に文句を言いたいところが沢山ありますが、私の店を思い出してくださったことに感謝申し難いと思います。
期待に応えられるお見立てをしないといけませんね。
話しをまとめきれませんでしたが、お腹も空いてきたので終わりにします。
お休みなさい。