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日本の文化に根付いたと言えるクリスマス。
子どもたちはサンタさんのプレゼントを心待ちに待ち、恋をする大人はロマンスに酔い、お酒の好きなおじさんはイルミネーションが輝く繁華街へと繰り出しクリスマス気分を味わう。
他にも気の合う仲間たちとのクリスマスパティーが企画されたり、ご家庭でケーキとチキンで夕食を囲むなどして、日本中が心を踊らすクリスマス。
平和な日本を物語っていますが、クリスマス企画で外出するとなれば、普段と違う装いをしたいと思うのが女心です。
多くの方はおしゃれ洋服を準備されるかと思いますが、目先を変えた、着物の装いだとしたら誰もが驚くのではいでしょうか?
そこで今日はクリスマスのおしゃれなコーディネートを紹介してみようかと思います。
しばらくお付き合いください。
クリスマスコーディネートを考えた時、帯留や半衿などの和装小物を生かす遊び方も楽しいものですが、ダイレフトに着物や帯でクリスマスを演出するって、最高のおしゃれだとは思いませんか?
ここに小千谷紬に染めた小紋に、黒地のクリスマスをイメージしたビロードの名古屋帯でクリスマスをコーディネートしてみました。
白っぽい着物地は雪で、日が沈んだ遠くの山にもみの木が見えて、その上をトナカイがソリを引いてサンタが空を飛ぶ。
降り注ぐ雪の結晶は、それぞれの願いにも満ちた幸せの灯りを放ち輝きを魅せている。
そんなストーリーを思い浮かべてコーディネートしたものです。
そして、そのストーリーには続きがあります。
もみの木の上には願い星が一つ輝き、帯揚げにはワインボトルが顔を覗かせています。
ロマンチックな夜をはお酒が似合いますが、草履は純白の白を合わせ、前つぼをクリスマスカラーの赤を・・・
そして帯〆を着物にある黄色で締めてみました。
小ジャレタ着物コーディネートになったかと思いますが、帯揚げがとっても楽しい模様になっているので、大きめの画像をアップしてみました。
ワイングラスに洋酒の瓶が踊るように散りばめられていて、ワクワクさせられるものがあるでしょ・・・
3色用意していたので、コーディネートに使った白の帯揚に黒と紫系の色を添えてみました。
有色になっている部分はすべて刺繍で表現されていて、使うときには、見せたい部分を工夫しないといけませんが、作り手の遊び心が伝わって来て、クリスマスコーディネートを盛りたててくれることでしょう・・・
酔いしれる場には最高の帯揚ではないでしょうか?
お値段は12,960円の品になります。
こうして私のコーディネート提案を終えましたが、着物ってこんなにも楽しいものかと思われた方もいらっしゃるのでは・・・
これも自己満足の世界でしかありませんが、おしゃれって本来そういうものです。
このようにして品のいい大人の装いでクリスマスを楽しむことができたら、とても素敵だし、誰よりも輝きを魅せることでしょう・・・
サンタとワインボトルに酔いしれてしまいましたが、参考になれば幸せに思います。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。