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朝刊の天気予報を見ると、この先一週間 晴れマークが並んでいました。
ようやくお天気が安定した感じで、店の出入り口のドアー開けていると清々しい風が通り抜けます。
その気持ちよさに初夏の香りがしました。
店内は展示会の後始末でお客様を招き入れられる状態ではありませんでしたが、優しい風に背中を押されたのか、効率よく新しい売り場作りを進めることができました。
店のウィンドーは展示会中とは一転して初夏を演出し、店内もカジュアル感が溢れる売場へと変身です。
しかし、店の奥は何も片づいていません。
今晩、着付け教室が再開されることから、そのスペースを確保することに労を使いましたが、どうにか間に合わせることができました。
こんな感じで、時間に追われる日が続いていますが、どんなに疲れていても目が覚めるとパワーが湧いてくるから不思議でなりません。
着物が好きで、お客様に心地よい空間を提供することが私の趣味みたいなところがあって、きちんと整理されていないと気が済まないところがあるのでしょう。
初夏の売場が出来上がるまでもうしばらくかかりそうですが、充実した日々を送っているところです。
話題は変わりますが、金沢市内の或る方からゴールデンウィーク中に振袖の見立てを頼まれていましてね~
お電話での相談で、パンフレットに掲載されている雰囲気とは違う古典柄で黒地の振袖を探しているというのです。
その方とはお会いしたことがなく、どのようなお嬢さんかも分かりません。
詳しい情報が欲しくて、ご予算の含めいろいろ尋ねてみると、お嬢さんは身長が151㎝くらいで、黒地にピンクやオレンジが入った色使い物のが嫌いであることも教えていただきました。
振袖のお好み像を大筋で掴めたものの、ご予算が制限されるだけに簡単な見立てではありません。
小柄な方に黒字の振袖は重たくあたるのではないか?
模様の挿し色にピンクやオレンジが入ったものはだめ!
そしてご予算がある!
この条件をクリアーすることって至難の業です。
そこで、お見立てをする前に、お嬢様のお写真をメールで送っていただけないの提案をさせていただきました。
ご本人は黒地の振袖に憧れをお持ちみたいですが、黒地以外に顔映りの良い色があるのではないかと思ったからです。
そのことを伝えると、お母さんは写真を探してみると言ってくれたのですが、一向に映像が入ってみません。
再度催促して、ようやくお嬢様の映像が届きました。
これで見立てをする前の情報が揃いました。
卯月展が終わったことでもあり、こちら様の振袖の見立てに集中したいと思っています。
こうして振袖のお見立てのご縁をいただいた訳ですが、お客様には、お見立ての際に私に遠慮することなく「NO」と言っていただいてもかまわないことをお伝えさせていただきました。
お買い物をして欲しいという気持ちより、お嬢様が私の見立てに納得していただけるかが大きな問題で、ベストを尽くし事に当たりたいと考えているところです。
着付け教室が終わってからの投稿だったもので、今日も遅くなってしまいました。
それではこれにて・・・
お休みなさい。